
30代に突入した女性が一度は不安になる病気に挙げられるものとしては、「関節リウマチ」が有名ですね。関節リウマチは痛みもさることながら、指の関節などが変形してしまうこともあり、精神的な苦痛も大きい病気です。
今回は、関節リウマチの確定診断にも用いられる血液検査結果の中のリウマチ因子に焦点を当ててご紹介します。
リウマチ因子とは?
実は、リウマチ因子は正式名称ではありません。正しくは、「リウマトイド因子(RF)」です。略称で検査結果に記載されている場合もありますので、しっかり覚えておいていただきたいところです。
そもそも、リウマトイド因子は「IgG」という免疫グロブリンに対する自己抗体です。関節リウマチの患者では、およそ8割以上が血液検査でリウマトイド因子の陽性反応を示しています。そのため、関節リウマチの確定診断にも利用されています。
ただし、リウマトイド因子が陽性になったからといって必ずしも関節リウマチであるとは言えません。健常者の場合、または他の疾患の場合でもリウマトイド因子が陽性反応を示すことがあります。
あくまでもリウマトイド因子は参考であり、他の身体所見や血液検査の結果と絡めて判断する必要があります。特に関節リウマチについては専門家の医師の診断を仰ぎましょう。
リウマチ因子の数値一覧
リウマトイド因子の血液検査の結果は、関節リウマチだという診断のほかにも、関節リウマチの活動性や治療効果の判定などにも用いられています。以下に、それぞれの数値について記載しましたので、ぜひ参考にしてください。
- 19ml/dl以下(陰性):正常値
- 20mg/dl以上(陽性):やや高い
- 40mg/dl以上(陽性):関節リウマチの可能性あり
- 100mg/dl以上(陽性):関節リウマチを既に発症している可能性あり
- 300mg/dl以上(陽性):関節リウマチの活動性が高く、炎症が活発に起こっている可能性あり
ここで挙げた数値は一般的なものであり、検査を行っている機関や病院、医師の判断によって異なる場合があります。あくまでも目安としてご確認ください。
また、検査結果が高かったからといって「自分は関節リウマチなんだ」「いつか私も関節リウマチを発症する運命なんだ」と悲観しないようにしましょう。
関節リウマチは診断が難しいため、専門家に判断してもらうことが一番です。また、早期に発見できればそれだけ早く治療も始められるため、より効果が高いと言われています。
まとめ
関節リウマチは治療も困難ですが、確定診断もなかなか難しい病気です。もしも手の指が朝にこわばったり、変形してきたりしたら必ず膠原病内科などの専門家の医師がいる病院を受診しましょう。