
麻疹の抗体検査はインフルエンザの検査のように感染しているかどうかをチェックするものと、麻疹に対して免疫を持っているかどうかを確認するものがあります。
その検査方法にも、EIA/IgG (酵素免疫測定法)、PA法 (ゼラチン粒子凝集反応法)、NT法 (中和反応法)など複数あります。
ここでは、免疫を持っているかどうかを調べる検査で感度が良いとされてるEIA/IgGとPA法の料金・かかる時間と結果の見方にについてご紹介したいと思います。
料金・時間
まず抗体検査はどこで受けることができるのかということですが、採血をしてもらえる病院であれば概ねどこでも可能です。
ただ検査結果の説明を含め、内科、あるいは小児科がよいと思います。大人でも小児科で検査はもちろんのこと治療することも可能です。
また、検査にかかる料金は病院や検査方法によって本当にマチマチですが、5,000円前後ではないかと思います。2,000円という施設もあるので、あらかじめ検査をする病院にご確認ください。
検査自体は採血するだけですのですぐに終わりますが、検体を検査会社に出しますので結果が出るまでに1-2週間程度かかります。
EIA/IgGの結果の見方
ここからは検査方法ごとに結果の見方を記したいと思います。まず、EIA/IgGですが、2.0 未満は陰性とされています。これはまったく免疫がないということですので、ワクチンを接種する必要があります。
次に疑陽性 (2.0以上4.0未満)です。免疫がないわけでありませんが、比較的近いうちに免疫がなくなっていく恐れがあるということで、ワクチン接種を勧められることが多いです。
そして、4.0以上が陽性 (施設によっては偽陽性という表現が一部用いられます)と判断されるのですが、陽性に関しては明確な基準が確立しているわけではありません。
どの程度のEIA 価であれば,発症を予防できるかの基準については検討が進められております。8.0以上としている研究者や12.0以上、中には16.0以上とされている学会もあります。
この点については接種した病院の先生の判断になりますが、10未満であればワクチン接種を勧められるのではないでしょうか。
PA法の結果の見方
続いてPA法です。この方法はNT法に代わって最近実施されつつある検査です。NT 法も有効な方法ではあるのですが、どうしても検査をするうえで煩雑な面があるのです
。一般的には16から始まり、32, 64が陰性で、128倍は弱陽性と言われています。これはあくまで一般的に言われているという指標であり、研究者や病院によって判断基準が違います。
実は2008年に麻疹が流行した際に、PA法で調べた数値が128でも発症を予防できなかったというケースがあり、その結果を踏まえて128以下は陰性と考えている人もいます。
このように要請の判断に関してはEIA/IgG、PA法ともにはっきりとした基準が設定されていませんが、せっかく抗体検査を受けるのですから疑わしい場合はワクチン接種を選択するのがよいのではないかと考えます。
最後に
今回は、麻疹の抗体検査の中でも、EIA/IgGとPA法の料金・時間と結果の見方について解説してきました。結果の見方については多少見づらい部分もあるかもしれませんが、上記の説明を参考にしてください。