
毎年12月から3月頃にかけて流行するインフルエンザ。病院では予防注射の予約受け付けも始まっていますね。ところで、インフルエンザってどうやって感染するのかご存知でしょうか?
ここでは、インフルエンザは潜伏期間でもうつるのかや感染力どのくらい強いのか、そして、感染経路にはどのようなものがあるのかについてまとめてみました。
潜伏期間って?うつることはあるの?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に入り込み、どんどん増殖することで引き起こされる病気です。
ですから、ウイルスが侵入した時点では、体には何の変化もありません。体の中で大量にウイルスが増殖し、体に不調を起こすまでには時間がかかります。
ウイルスが体に入ってから、大量に増殖されて体に不調があらわれるまでの時間差を「潜伏期間」と呼びます。通常、インフルエンザの潜伏期間は「2日前後から、(新型などでは)7日くらいまで」と言われています。潜伏期間中の自覚症状はほとんどありません。いつものように元気にすごせるのですね。
それでは、潜伏期間中は誰かにうつしたりすることはないのでしょうか?答えは「いいえ」です。自覚症状はなくても、体の中ではものすごいスピードでウイルスが増えています。
インフルエンザウイルスの増殖スピードはとても早く、一個のウイルスが百万個に増えるまでに24時間ほどしかかかりません。
そして、増え続けているウイルスは、咳やくしゃみによって外へ吐き出されたり、何気なく触った口や鼻から、手に移動して、触るものにくっついたりして、別の人へうつっていくのです。
インフルエンザが流行し始めたら、元気に見える人でも、もしかしたら感染しているかもしれません。外出の際にはマスクをしたり、手洗い・うがいをしっかりするなど、予防に気をつけたいですね。
感染力や感染経路は?
インフルエンザってどのくらいうつりやすいのでしょうか?また、どうやってうつるのでしょうか?
インフルエンザはとても感染しやすい病気です。感染した人と同じ部屋にいるだけでもうつってしまうことがありますね。これはインフルエンザの感染力がとても高い、ということを示します。
通常、感染力が一番高いのは、症状が出始めてから3日目だと言われています。その後は少しずつ落ちて行き、完治すれば感染力はなくなります。
また、感染経路にはいくつかパターンがありますので、1つ1つ、見ておきましょう。
接触感染
ウイルスが付着した手や口などに直接触れることで感染します。また、感染した人が触ったドアノブやスイッチなどにそのままウイルスが付着することがありますから、それを触ることでも感染します。
飛沫感染
感染した人が咳やくしゃみをすることで細かい唾液などの飛沫に含まれたウイルスが飛び出し、それを吸い込むことで感染します。
咳では3メートル、くしゃみで5メートルほど飛ぶと言われています。目に見えないほどの細かい飛沫にもウイルスはたくさん含まれています。
空気感染
飛沫感染と似ているのですが、感染力の残る時間を考えることで、区別されています。咳やくしゃみなどで空気中に飛び出した飛沫は、時間がたつにつれて蒸発していきます。水分が蒸発してしまった後も、ウイルスは細かい微粒子となって空気中に漂い、感染力を保ち続けます。この微粒子となったウイルスを吸い込むことで感染します。
接触感染や飛沫感染は、手洗いやうがい、マスクをすることで予防になります。空気感染には、ウイルスが空気中を漂うことがないよう、加湿器などを使って、お部屋が乾燥しすぎないように適度な湿気を保つことで予防することができます。
まとめ
毎年冬の時期にはインフルエンザが流行します。インフルエンザは、とても感染力が高く、直接触ったり、咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込んだりすることでも感染します。
また、感染しただけでまだ発病していない人からでもうつることがあります。手洗いやうがい、マスクや加湿器などでしっかり予防したいですね。