
早いときには、秋の足音とともにやってくるインフルエンザ。お子さんがいる家庭も、お仕事をされている方も、毎年気になるのが、その診断基準ではないでしょうか?
そこで、今回は、インフルエンザの診断基準や方法、時間についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
インフルエンザの診断基準は?
国立感染症研究所のインフルエンザ診断マニュアルによると、次の4つの項目を全て満たすものとされています。
- 突然の発症
- 高熱
- 上気道炎症状
- 全身倦怠感等の全身症状
分かりやすく説明すると、まず、インフルエンザは突然なります。ですので、「風邪引いたかなと思っていたら、徐々にインフルエンザに…」ということはありません。
そして、言わずと知れた高熱です。酷い場合は40度を超え、大変辛いです。2つ目の上気道炎症状とは、咳や鼻水や喉の痛みのことです。
また、全身倦怠感等の全身症状とは、どうしようもないくらいの倦怠感、全身の筋肉痛、悪寒などが当てはまります。
診断はどんな方法で行われるの?
診断は、医師が上記の症状と患者さんの様子から行いますが、2001年にインフルエンザの簡易迅速診断キットが出てからは、疑わしいと思う患者さんは、このキットを使って確定診断をすることがほとんどです。
このキットは、付属の綿棒のようなもので、鼻や喉の奥の粘液をぬぐい、キットに滴下して陽性か陰性かの結果が出るのを待ちます。
どれくらいの時間がかかるの?
この簡易迅速診断キットは、10〜15分くらいで結果が出ますので、患者さんは別室で結果が出るのを待ちます。
ただし、この簡易迅速診断キットでは、インフルエンザ発症初期の場合、粘膜にいるインフルエンザウイルスの数が少なく、陰性と出ることがあります。
そのため、明らかにインフルエンザ様の症状があるが、陰性と出た場合、翌日などに再検査を行うこともあります。特にインフルエンザ発症後、12時間以内はウイルス数が少ないと言われています。
体調が悪いのに、翌日も病院は辛いかもしれませんが、インフルエンザは的確に診断し、インフルエンザに合わせた薬を処方する必要があるため、必ず医師の指示に従いましょう。
まとめ
インフルエンザの診断は、その特徴や簡易迅速診断キットのおかげで、比較的早期に確定診断が付けられるため、きちんと薬を内服すれば重症化を防ぐことができます。
自己判断で解熱剤や市販の風邪薬を飲むことは危険ですので、4つの症状に当てはまるなと思ったら、すぐに医療機関を受診しましょう。