
身体のあちこちがボコボコふくらんでかゆみが出てきたら、それは蕁麻疹かも知れません。蕁麻疹は内服薬や外用薬で治療するのが一般的ですが、注射もすることがあります。今回は、蕁麻疹の注射の効果と副作用について調べてみました。
蕁麻疹とは
蕁麻疹とは、蚊に刺されたようなかゆみのある赤みをもった皮膚のふくらみが現れる病気です。ひとつひとつの湿疹は数時間以内で消えますが、身体のあちこちに繰り返して出てきます。
特定の食べ物や薬、皮膚への刺激などが原因で現れるものと、何も思い当たることがないのに自然に湿疹が現れるものがあります。1ヶ月以上続くもののことを慢性蕁麻疹と呼びます。それより短い場合は急性蕁麻疹と呼ばれています。
蕁麻疹の症状
蕁麻疹と呼ばれる皮膚のふくらみは「膨疹(ぼうしん)」とも言われています。膨疹は2〜3㎜の円形や楕円形のものから直径10㎝以上のものまでさまざまです。
一ヶ所に出来たと思うと数分から数時間で消えたり、また他の場所に出るなど不規則な形で現れます。多くは赤みやかゆみを伴いますが、熱さや痛みを感じることもあります。
蕁麻疹の治療法
それでは、蕁麻疹の治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
内服薬
蕁麻疹の治療の基本は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服になります。蕁麻疹は皮膚にある細胞がヒスタミンという化学物質が放出されることで皮膚の血管が開いて赤く見え、血液中の血漿成分を血管の外に漏れださせ皮膚のふくらみを作ります。
抗ヒスタミン薬でヒスタミンの放出を抑えることで、蕁麻疹の出現を妨げます。症状が消えてもしばらく飲み続けることが大切になります。
軟膏などの外用薬
ステロイド外用薬などの外用薬を蕁麻疹が出ている患部に塗布することで、かゆみや赤みなどの症状を抑えます。
注射
病態によっては「副腎皮質ホルモン(ステロイド)」の内服や点滴を行ったり、免疫グロブリンの注射や血漿交換療法などが行われることがありますがここまですることはあまりありません。
その他にも「減感作療法」という方法もあります。これは、アレルギーの原因物質であるアレルゲンをアレルギー反応が出ない程度の量を一定期間皮下に注射し、身体の中にそのアレルゲンの抗体を作ってアレルギー反応を出にくくするという方法です。
蕁麻疹の注射による副作用は?
最後に蕁麻疹の注射による副作用についても知っておきましょう。
ステロイドの注射
ステロイドは副腎皮質ホルモンとも呼ばれています。副腎皮質ホルモンは人間の身体の中の副腎という場所で作られます。
このホルモンの働きの一つに身体の中の炎症を抑える働きがあります。ステロイド外用薬は局所的に症状を抑えますが、注射になると全身に影響が出てきます。
長期や大量の使用で感染を悪化させる、糖尿病が悪化する、骨がもろくなるなどの副作用が出ることがありますが医師の指示に従うことで避けることが出来ます。
減感作療法
減感作療法はアレルギーが原因による蕁麻疹の場合に効果があります。しかし、長期に渡って治療しなければならない、何度も病院に通う必要がある、完治するかわからないなどのリスクがあります。
まとめ
蕁麻疹の治療はいくつかありますが、注射を希望する場合は医師とよく相談して納得してから治療を始める方が良いでしょう。