
蕁麻疹は体の部位を選ばずにできるものですので、再発したときには違う場所に症状が出ることも珍しくありません。
そんな特徴から「蕁麻疹は他の人にうつるのか?」という疑問を抱く人も少なくありません。蕁麻疹はうつることがあるのでしょうか。
蕁麻疹のメカニズム
蕁麻疹ができるメカニズムは、何らかの刺激によって皮下にある細胞からヒスタミンという物質が分泌されることにあります。ヒスタミンには血管拡張作用があるので、蕁麻疹の特徴である赤い斑点などができることになります。
このヒスタミンが分泌される要因としては、皮膚がこすられたりするなどの外的要因、アレルギーによるものなどの内的要因に大別されます。
皮膚を軽く爪で掻いただけで、赤い線などができやすい人は、蕁麻疹ができやすい体質をしていると言われています。
また、免疫機能の過剰反応によってもヒスタミンは分泌されることがあり、これがアレルギーによる蕁麻疹の原因と考えられています。
蕁麻疹は基本的に個人の体質によるもので、他人に移ることはありません。しかし、例外的に他人に感染するおそれがある蕁麻疹も多からず存在しています。
他人にうつる蕁麻疹とは
他人にうつる蕁麻疹には、呼吸器系の病気が原因の蕁麻疹が挙げられます。
呼吸器系といっても気道のみに限定されている上に風邪や喘息が原因とされているものなので、蕁麻疹ができている場所に病原菌が存在するわけではありません。
ですので、単純に接触しただけで他の人にうつることはまずあり得ないと言えます。
風邪はウイルスが原因で引き起こされるので、蕁麻疹を引き起こす風邪に罹っている人の近くにいる場合はひょっとすると風邪をうつされるのとともに同じ症状が出る可能性もあります。
ですが、先に触れたように蕁麻疹は個人の体質によるところが大きいので、同じ風邪ウイルスに感染したからといって必ずしも蕁麻疹ができるとは限りません。
子供に蕁麻疹ができたら
幼稚園や保育園に入園するくらいの年齢の子供の場合、蕁麻疹が出ると、園から病院で診察を受けるように指示されることがあります。これは蕁麻疹が他の病気による発疹との区別が難しいためです。
蕁麻疹によく似た赤い斑点ができる病気には手足口病などの非常に感染力が強い病気もあります。
手足口病の発生が確認された場合、園としては必要な届け出を行政に提出する必要がありますので、診察の指示を出すことがあります。
指示を出された場合は、どのような手続きが必要かを確認し、用意するなどをしていきましょう。
最後に
蕁麻疹は他に人に感染するものではありません。あくまでも個人の体質によると考えられており、蕁麻疹そのものが、他の人にうつったケースは確認されていません。
例外的にウイルスなどの感染により蕁麻疹が出るものがありますが、それも接触感染するものではなく、通常の風邪ウイルスが原因だったりするので、必ず蕁麻疹が出るものでもありません。
蕁麻疹が出ると、不安になることもありますが、慌てずに適切な行動をするように心がけていきましょう。