
毎年6月頃になると子どもを中心に流行する手足口病ですが、近年では免疫力が低下した大人が発症することも珍しくありまでん。感染後の経過とうつりやすい期間を認識していることで、周囲への感染を防ぐことができます。ここでは、手足口病の経過やうつる期間についてまとめています。
手足口病の症状と経過
まずは、手足口病の症状と経過を子どもと大人に分けて見ていきましょう。
子どもの場合
- 初期症状は発熱が2~3日がみられます。高熱になる事はほぼありません。
- 発熱後1~2日後に手の平、足の裏、口周り、口の中、喉の奥、おしり、膝の裏に水泡や発疹が現れます。痒みもともないます。
- 発症から1週間程で症状が治まります。
*手足口病のウイルスが胃腸風邪の一種なので、下痢や嘔吐をすることがあります。乳幼児の場合は、髄膜炎や脳炎を合併することがあるため、頭痛や嘔吐がひどい場合は速やかに受診をしましょう。
大人の場合
- 初期症状は急な39度前後の発熱がみられます。ほとんどの場合はあまり高くならずに2日程で熱が下がります。
- 感染から3~5日後に口の中や手の平、足の裏などに小さな(2~3ミリ程)の水ぶくれのような痒みを伴う発疹が現れます。水ぶくれが現れてから2日目が痒みがひどく、その後3日目以降から徐々に痒みの症状は落ち着いてきます。
- 水ぶくれが現れてから3日目からは激痛が現れます。歩くことが困難なこともあります。
- 手や足にできた発疹により、一時的に爪が剥がれることがあります。ほとんどの場合は自然に治るので、自然治療で様子を見ましょう。
*大人が感染した場合は、子どもに比べて症状が重くなります。また、頭痛や嘔吐などの手足口病の症状と違う症状が現れた場合は速やかに受診をしましょう。
うつる期間は?
手足口病はウイルスにより感染します。ウイルスに感染してから発症までの期間を「潜伏期間」と言い、おおよそ2~5日間です。その期間は周囲に感染することはありません。
感染するリスクが高くなる期間は、症状が現れてからです。感染経路としては、咳、鼻水、発疹部分、唾液、排出物が挙げられ、ウイルスが完全になくなるまで感染する可能性があります。
ウイルスが残っている期間
唾液や鼻水は、発症から約2週間、また、発疹は、かさぶたになって元通りに治るまでの約2週間にわったてウイルスが残ります。
排出物の場合、唾液や鼻水からウイルスが消えてから2週間ほどはウイルスが体内に残っているため、発症から約1ヶ月ほどウイルスが残ります。
つまり、手足口病がうつる期間は発症から約2週間から1ヶ月間はうつる可能性があります。
まとめ
手足口病はウイルスにより感染して発症します。感染した場合は、初期症状が現れます。初期症状を見逃さないで、早期に受診をすることが大切です。また、ウイルスにより感染するため、感染しやすい期間は他者に感染しないように配慮しましょう。