
毎年、夏になると「熱中症で倒れた」などの話題を聞くようになります。大抵の場合、屋外、しかも炎天下の中で激しい運動を行なっているにも関わらず水分補給を怠ることに原因があります。
しかし熱中症は屋外だけでなく屋内にいても注意が必要な病気なのです。ここでは、室内で熱中症になる原因と対策をまとめています。
そもそも熱中症とは
熱中症は体内が水分不足になることで体温が上昇し、それに伴い脳や内蔵に支障をきたす病気の総称です。
かつては熱痙攣、熱失神、熱疲労、熱射病と呼ばれていましたが、厚生労働省によって3段階に分類されるようになり、全て「熱中症」の呼称で統一されるようになりました。
水分不足になりやすいのが、屋外での作業や運動なので、熱中症は屋外でかかると思っているかもしれませんが「体温が上昇する環境」は屋外だけではなく、屋内にも潜んでいます。
室内で熱中症になりやすい環境とは
室内で熱中症になるのは、湿度に関係があります。人間の体が体温調整をするときの代表的なものは汗です。汗をかき揮発することで体表面の温度を下げる機能がありますが、湿度が高いと汗の揮発が進んでいきません。
そうなると、体内の熱が逃げ場を失い、体温がどんどん上昇していくことになります。そのため熱中症を引き起こすことがあります。そして湿度が関わる熱中症の場合、気温がそれほど高くないというのも特徴的です。
日本の気候は高温多湿になりやすいので、熱中症になりやすいとも言うことができます。屋外でも屋内でも変わりありません。
室内の湿度を下げるにはエアコンを活用する
現在は省エネ意識が進み、また環境問題対策としてエアコンの設定温度を屋外よりも下げ過ぎないよう指導されています。
それと併せて注意したいのが湿度管理です。高温多湿はもちろんですが、過ごしやすいと感じる気温でも湿度が高いと熱中症になります。
ドライ運転をするなどで湿度を40%以上60%未満にしておくようにすると、室内での熱中症を防ぎやすくなります。また、通常の熱中症と同じように、水分やミネラルの補給も忘れずに行なっていきましょう。
節電意識が高いと、エアコンをつけたままでいることに抵抗を覚える人もいるかもしれませんが、エアコンは設定温度になるまでが一番電力を消費します。
そのため、こまめにエアコンを止めるよりもつけたままでいるほうが消費電力が少なくて済みます。また室内環境を保てるので熱中症対策を行いやすいでしょう。
まとめ
環境によって引き起こされやすい熱中症ですが、普段から運動をしていない、肥満体型の人は熱中症を起こしやすい傾向があると言われています。
心当たりがある人は、日常的に運動を取り入れる、できるだけ汗をかくようにして水分補給をするなどの対策をしてくようにしましょう。