
熱中症対策には、水分補給も重要ですが、塩分をはじめとするミネラルも非常に重要な要素です。必要な栄養が不足していると、体も疲れやすくなり、夏バテと思っていたら熱中症にかかっていたということにもなりかねません。
また、熱中症対策ではスポーツドリンクが有効とされています。代表的なスポーツドリンクといえば、ポカリスエットやアクエリアスがありますが、熱中症対策で有効なのはどちらなのかを確かめてみました。
含まれている成分はどちらも同じ?
ポカリスエットとアクエリアスの成分表を見てみると、どちらも同じ成分が含まれており、違いはその含有量だけなので、実際にはどちらを選んでも同じではないか、と思う人もいるかもしれません。熱中症対策で重要な成分といえば、水分とナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラル類です。
ナトリウムやカリウムは体内の水分バランスを調整し体温調整機能を維持してくれますし、マグネシウムは摂取した栄養素を分解し吸収するために必要な成分です。そのため、含まれている成分だけでは、どちらも効果は同じように思われるかもしれません。
熱中症にはポカリスエットが効果的!
しかし、実際には、開発された目的が違うため、効果にも当然ながら違いがあります。ポカリスエットは体調不良時の水分補給、アクエリアスはスポーツなど体を動かした後の水分補給を目的として開発されました。
その違いから、「ポカリスエットは飲む点滴」とも呼ばれることもあります。そしてオフィスワークなどを中心としている人にはポカリスエットが効果的と言えます。
ポカリスエットとアクエリアスの成分含有量の違いによって効果にも違いが表れるのです。アクエリアスが登場する前は、スポーツ選手はポカリスエットを薄めて飲んでいたという話もあります。
疲労回復を目的とした場合には、ポカリスエットの成分量は過剰気味になりますが、熱中症などで体が弱っているときには最適になっています。
アクエリアスは外で働く人向き
しかし、アクエリアスが熱中症に効果がないということでもありません。アクエリアスは肉体労働や外回りで歩きまわることが多い人には向いています。
アクエリアスにはポカリスエットよりもクエン酸の含有量が多いので、疲労を回復させるには非常に効果が期待できるのです。
また、スポーツ後の水分補給を目的としていますから、体を動かした後の水分補給に最適と言えます。暑い時期などでは、アクエリアスに加えて塩飴を用意しておくと、さらに熱中症対策として効果が期待できるでしょう。
まとめ
ポカリスエットとアクエリアスにはそれぞれ用途の違いがあることが分かっていただけたでしょうか。必要なのは、自分の労働環境や体調に応じて飲み分けるようにすることです。
体が不調気味のときにアクエリアスを飲んでも効果は薄いでしょうし、体を動かした後の水分補給を目的とするならポカリスエットでは必要成分が多すぎてしまいます。それらの天を注意して、それぞれのスポーツドリンクを飲むようにしていくと良いでしょう。