
熱中症には、高熱が出てしまう場合もあります。高熱が何日も続いてしまうことは、大変危険な状態ですが、体温は何度以上が危険なのでしょうか?
今回は、熱中症で体温は何度以上が危険なのか?なせ下がらないことがあるのかについてまとめます。
熱中症で体温が上がるのはなぜ?
通常、人の体温は、皮膚上で36.5℃くらい、血液や内臓は37℃くらいで調節されています。この体温調整は、脳で行っています。
周りの気温が上がると、体温も上昇し、脳が汗をかくように指令を出します。皮膚表面から汗が蒸発するときに体の熱も一緒に奪うため、体が冷やされ、体温は元に戻ります。
熱中症になっても、発汗が出来ている場合は体温は上がりません。しかし、発汗によって放散する熱より、体内に取り込まれる熱のほうが多い状況が続くと、体温は上がっていきます。
また、高齢者の場合は、汗腺が年齢とともに少なくなっているため、十分に汗をかいて熱を放散することができないため、高温の環境は体温をあげやすくなります。
高温の環境下で、汗をかいている間は、脳が体温を下げようと体を冷やす指令を出しています。
しかし、体温が上がっているのに、汗をかかなくなってしまったら、脱水状態で汗が出せない、または、脳の機能が障害されて、発汗の指令を出さなくなって、体温調節が出来ない状態になっている恐れがあります。
これは、とても危険な状態です。もはや、高温環境で体温を保てなくなってしまった状態であるため、さらにどんどん体温が上昇してしまいます。
体温は何度以上が危険?
人間の体温は、41℃を超えると、脳障害を生じ、体温が43℃以上になると生体は数時間しか耐えられないと言われています。高体温になると意識障害や言動がおかしいなどの症状がみられる場合があります。
体温が下がらないこともある?
熱中症で高体温になった後、微熱が一週間以上続いてしまうことがあります。夏場は、室内は冷房をつけていることが多くなります。
その際の設定温度と外気温との差が大きい場合、温度差に体がついていけず、毎日の繰り返しで自律神経のバランスが乱れ、体温調節が上手くいかないことが原因と言われています。
冷房の温度と外気温の差は、5℃程度におさえると良いですね。
さらに、ストレスや睡眠不足も自律神経のバランスが乱れる原因となりますので、普段から、ストレスをためず、規則正しい生活をし、睡眠をしっかりとって、自律神経バランスを整えましょう。
また、熱中症になっても熱が下がり、症状が改善したからと、その翌日から、再び、炎天下で活動した場合、体温調節機能がしっかり回復していないため、ダラダラと微熱が続いてしまう可能性もあります。
一度、熱中症にかかったら、休養を十分にして、しっかり治すことが大事です。
まとめ
風邪の時などのように細菌やウイルスに抵抗するため、体温のセットポイントを上げたことによる発熱とは違い、熱中症による発熱は、体温調節機能が働かなくなったことによる体温上昇のため、どんどん上がってしまいます。
熱中症の症状が起きた場合は、ただちにクーラーの効いた室内や風通しのよい日陰に移動して、経口補水液やスポーツドリンクで水分補給をしましょう。状態によっては、病院受診も必要です。