
主に男性が発症しやすいと言われる「痛風」という病気。しかし、最近では女性の痛風も増えているということをご存知でしょうか?
男性に比べると確かに少なくはありますが、女性の痛風患者は確実に増えているようです。ここでは、女性の痛風の症状と治療法についてご紹介します。
女性の痛風の症状
そもそも、痛風とはどんな病気なのでしょうか?痛風とは、尿酸が体内にたまって結晶になることによって、激しい関節炎などの症状を伴う病気です。
血液検査では、「尿酸値が高い状態(高尿酸血症)」が長期にわたって続くことが多いようです。発症しやすいとされているのは、30〜40代の男性と言われていましたが、最近では若年化が進み、女性患者が増えています。
若年での発症の原因は食生活の欧米化が原因と言われています。女性患者の増加の原因としては、女性ホルモンの働きの低下や食生活の乱れ、ストレスの増加など、様々なことが複雑に絡み合った結果とされています。
痛風に気づくきっかけとしては、足の親指の付け根のあたりの関節が赤く腫れ、激しく痛みます。これは「痛風発作」と呼ばれ、1週間〜10日程度で自然に痛みや腫れが引き、症状がなくなります。炎症を抑制する薬などを服用すると、比較的早くおさまります。
しかし、きちんと治療をしなければ、足の親指に限らず、足首、膝の関節なども腫れて発作の間隔も短くなります。関節周囲や体の他の部分に結節ができたり、腎臓の働きが悪くなったり、尿路結石ができることもあります。
と同時に、尿酸値の高い人は心血管障害や脳血管障害のリスクが他の人よりも高いと言われています。似たような病気としては、外反母趾、変形性関節症、蜂窩織炎、変形性腰椎症に伴う足の痛みや痺れ、偽痛風、関節リウマチなどがあります。
女性の痛風の治療法
痛風は尿酸値のコントロールが重要な病気です。そのため、専門家の指導に従って、生活の見直しをすることが重要です。
具体的には、プリン体を多く含む食べ物を控えて禁酒するようにしてください。また、水分を多く摂取することも大切です。
この他には、医師から薬が処方されることがあります。主に処方されるのは、非ステロイド系抗炎症薬のコルヒチンや副腎皮質ステロイド薬です。非ステロイド薬は一般的に痛み止めと呼ばれています。
このコルヒチンは初期の頃に有効な薬です。副腎皮質ステロイド薬は重症例によく用いられています。いずれの薬も、医師や薬剤師の注意を守って使用しましょう。
まとめ
未だ少数ではありますが、着実に増えている女性の痛風患者。正しい知識を持って、早めの対処をすることが痛風治療にとって最も大切なことです。