
痛風とは血液中の「尿酸値」が高くなることで尿酸の結晶が関節にたまり、それが原因で炎症をおこし痛みが出る病気です。ぶつけた覚えもないのに突然足の親指が痛み出す。
このような痛みが痛風の最初の症状と言われていますが、他にはどんな部分に痛みが起こるのでしょうか。ここでは、膝・足首・かかとの3ヶ所についてまとめていきます。
痛風で痛むのは?
痛風は足の親指の痛みから発症する事が多く、その他に炎症や痛みはほとんどが下肢の関節の部位に起こります。
膝は痛むのか?
痛風の症状がいきなり膝に出ることはあまり多くありません。足の親指から始まった痛みを我慢して放っておくと痛みはやがて膝へと現れるようになります。
この時膝は「痛風結節」という状態になっている事があり、関節がコブのように盛り上がっています。痛風結節とは痛風を放置したために尿酸が尿酸ナトリウムの結晶となり関節に沈着した状態です。痛みはありませんが、盛り上がったこぶで動きが妨げられてしまいます。
日常の生活に不自由を来たし、治療にも時間がかかってしまいますので、原因不明な膝の痛みがあったら整形外科を受診するようにしましょう。
また、痛風結節については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
足首は痛むか?
足首の痛みには捻挫や骨折、アキレス腱炎など様々な原因が考えられます。痛風が原因で足首が突然痛み出したり腫れたりすることは稀ではありますが、自己判断は難しいところです。
痛みが出たり消えたりし、歩けないほどの激痛が生じている場合は、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。
かかとは痛むのか?
痛風は下肢の関節部分に多く症状が出ますが、体温が低く負担のかかりやすい部位にも発症しやすいと言われていて、かかとの痛みが痛風である事も考えられます。
ただし、同じようにかかとが痛む症状の「足底腱膜炎」という炎症がありますので、かかとの痛みがあったら病院で診察を受けて尿酸値に異常がないか検査してもらいましょう。
また、足底腱膜炎については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
痛風と他の病気の痛み方の違い
痛風は一つの関節が激しく痛みますが、同様に関節が痛む病気があります。「関節リウマチ」も関節に痛みが出る病気ですが、痛風が左右いずれかに対して関節リウマチは左右対称に腫れて痛みます。
また、痛風が2~3日で痛みが治まりますがリウマチの場合は治療しない限りは悪化していきます。診断は血液検査で直ぐにわかります。
「回帰性リウマチ」な尿酸値に異常がないのに痛みが起こります。痛みの発作や急に痛みが起こるところは痛風によく似ていますが、痛みが軽く早く痛みが治まるのが痛風との違いです。
「変形性関節炎」の大きな特徴は老化現象による関節の変形と痛みであり、慢性的な痛みであることが痛風との違いです。
また、リウマチについては、こちらのページでも詳しく解説しています。
まとめ
痛風の痛みの元には高尿酸血症という病気が潜んでいます。痛みが軽い時もあるからと放っておいても症状は悪くなっていくだけで病気自体は治りません。
検査と診断により治療が始めることが必要ですので血液検査などに対応出来る、ある程度設備の整った内科で診察を受けるようにしましょう。