
りんご病は冬から初夏にかけて流行する感染症です。だいたい5年ごとに流行の周期がやってくるといわれています。子どもに多い疾患ですが、大人にも感染することがあります。
周りで流行していると、子どもの頃に1度かかったけれどまた感染することはないのか?と心配する人もいると思います。今回はりんご病の再発について考えていきたいと思います。
りんご病の原因
りんご病は、医学的には伝染性紅斑と呼ばれています。その原因は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスによるものになります。5歳から9歳の子どもの感染が最も多く、ついで0歳から4歳の乳幼児になります。
まれに大人が感染することもあります。子どもたちの多くは、保育園や幼稚園、学校に通っているので、集団生活の中で感染が広がることがあります。
感染経路は、くしゃみや咳などで空気中に放出されたウイルスを吸い込んでしまう飛沫感染か、ウイルスがついた手でドアノブや手すりなどを触って感染する接触感染になります。
りんご病の症状
りんご病の原因であるヒトパルボウイルスに感染すると、10日-2週間の潜伏期間を経て発症します。始めは発熱やけん怠、咳、鼻水などの風邪のような症状が出てきます。
その後手足に網目状の赤みのある発疹が現れ、続いてりんご病特有の症状である頬が赤くなる紅斑が現れます。
大人がかかると、このような症状の他にも頭痛や関節痛が起こります。特に大人の場合は症状が長引くことが多く、3週間から4週間も症状が出たり消えたりすることがあります。
りんご病の再発について
りんご病のウイルスは終生免疫が出来るため、1度かかったらもう2度とかかることはないといわれています。大人になると約50%以上の人が、ヒトパルボウイルスの免疫を獲得しています。
子どもの場合
発熱などの風邪症状と赤い発疹が現れる病気は、他にも風疹や麻疹などがあります。りんご病の再発を疑う前に、小児科などで診察を受けるようにしましょう。
大人の場合
りんご病の症状が長引くことが多いので、1度治ったと思ってもまた発疹が現れたりすることがあります。これを再発と思う人もいますが、3週間から4週間は出たり消えたりすることがあるのです。
りんご病の予防について
りんご病には、有効なワクチンはありません。特別な治療法もないので、対症療法をしながら治るのを待つしかないのです。
子どもの場合
集団生活を送っている子どもたちの場合、感染症の予防はなかなか難しいのが現状です。ひとりひとりがうがいや手洗いを確実に実践することが、あらゆる感染症の予防につながります。
特にりんご病は初期症状である、風邪のようなときにうつりやすくなります。風邪っぽいな、と思ったら早めに休ませることも大切です。
大人の場合
大人でも予防法は、うがいや手洗いになります。家族がりんご病にかかったら、タオルなどの共用はやめましょう。マスクをつけることも有効です。自分がりんご病にかかったら、無理をせずに早めに医療機関を受診しましょう。
まとめ
どんな感染症でもいえることですが、普段から外から帰ったときは、うがいや手洗いの実践を徹底してウイルスを体に侵入させないようにしましょう。規則正しい生活を心がけ、免疫力を上げておくことも重要です。