
耳と鼻は耳管という管でつながっています。その長さは3~4cmで、直径も1mmほどのものです。そのために上気道や鼻の奥のトラブルがあると、容易に耳管狭窄を起こすことがあります。
耳管が狭窄すると耳がふさがった感じがして不快症状が強いです。そのような症状をもたらす耳管狭窄症の原因について紹介していきます。
風邪・副鼻腔炎・中耳炎など
風邪は咳や鼻水などの症状が出る「上気道炎」と呼ばれます。これは何らかの細菌やウイルスで上気道に炎症を起こした状態です。この炎症がひどくなると副鼻腔に膿がたまり副鼻腔炎を起こすことが多いのです。
膿がたまったり、炎症が起こると、それが耳管にも広がります。風邪や中耳炎の場合も同様で、炎症が耳管に広がって、その結果狭くなって閉塞してしまうのです。
アデノイド
アデノイドとは「リンパ組織の塊」のことで耳管の近くにあります。そのためアデノイド肥大があると耳管の入り口をふさいでしまい耳管が狭窄することがあります。アデノイド肥大はよく子供に見られる症状で、寝ているときにいびきをかくのが特徴です。
顎関節症
顎関節症は、あごの関節の部分が痛む症状です。あごと耳は少し離れていますが、実は耳管の開閉に口蓋帆張筋が大きく関係しているのです。あごと耳は大きな関係があるのです。そのため、顎関節症がある人は、下あごがずれて耳管を圧迫してしまうのです。
鼻をすする癖
鼻をすする時、咽頭や鼻、耳の圧が一時的に大きく変化します。そして、鼓膜がへこんだ状態になってしまうのです。それが続くと耳管狭窄を起こすことが多いです。
ストレスも大きな原因の1つ!
ストレスが直接、耳管狭窄を起こすわけではありません。しかし、ストレスがたまると、寝不足や疲れやすいという状態を引き起こしますね。
そして、体力が低下したり、免疫力の低下という状態を起こしてしまうのです。その結果、感染を起こしやすくなり、ちょっとした風邪でもすぐにこじらせて、耳管狭窄を起こしてしまうことがあるのですね。
まとめ
耳管狭窄は大人であれば、なんだかおかしいなとすぐに気が付くことが出来るでしょう。しかし子供の場合は、症状をうまく訴えることが出来ず、しきりに耳をいじるというようなしぐさからわかることがあるのです。
そのため耳管狭窄の原因となるものがあった場合は、その後耳管狭窄を起こす可能性があるということに注意をして、耳の症状の観察をしていかなくてはいけません。