
成人病の1つの糖尿病。患者数は国民の5人に1人と言われています。身近な病気ですが、放置しておくと命の危険まである恐ろしい病気です。また、発症後は一生のお付き合いになります。ここでは、そんな糖尿病の食事指導や食品交換表についてお話していきます。
どんな食事指導がされるの?

糖尿病と言えば、「食事指導です!」というくらい基本の治療法ですが、いったいどのようなことを指導されるのでしょうか?
糖尿病とは、血液中の糖分が異常に多い状態が続く病気です。そもそも、血液中の糖分は膵臓から出るインスリンの働きによって、うまく調整されているはずなのですが、肥満や運動不足が原因で、インスリンがうまく出せなくなってしまい、血液中の糖分が処理されずに高血糖になっとしまいます。
つまり、糖尿病の改善のためには、この血糖コントロールが必須であり、そのためには肥満や運動不足の解消が基本なのです。
したがって、糖尿病の食事指導とは、ただ単に「食事量を減らしてダイエットしましょう」というような簡単なものではなく、食べ方とインスリンを適切に使う食事量にするという、2つの食事指導が行われることになります。
食べ方としては、「1日3食を時間を決めて食べる」、また、「まとめ食いやドカ食いをしない」という方法がとられます。一方の食事量では、次の項目の食品交換表を用いながら、メニューを選択したり、ご飯の量を決めたりします。調味料や間食の量も細かく指導されます。
糖尿病の食品交換表とは?

まず、「食品交換表」とは何でしょうか?これは、栄養バランスが取れた食事を誰もが簡単に作れるようにまとめられた表のことです。
食品交換表では、80キロカロリーを1単位として、それぞれの食品の重さを表しています。これを糖尿病の食事指導で使う場合、まずその人の1日の指示エネルギーを出します。
これは個人によって違いますので、ドクターの指示に従うようにします。そのエネルギー数を80で割ることで、その人の1日の単位が決まります。その単位を朝昼晩の3食でバランスよく分けるのです。
食品交換表は、6つの栄養素に分類されていますので、3食全ててまんべんなく6つの栄養素を採れるように工夫します。たくさんの食品が載っているため、メニューがマンネリ化することはありませんので心配いりません。
まとめ
糖尿病の食事指導は、厳しいというイメージがあります。確かに、今までのように好きなものを好きなだけ食べることはできないかもしれませんが、食事指導をきちんと守れば、糖尿病の悪化も防げますし、とても健康的な食事になるため、家族の健康にもと良いのです。旬の食材の美味しさに気づいたり、料理のレパートリーも増えたりとメリットもたくさんですよ。