
うつ病の治療は休養、投薬、カウンセリングの3つを主として行います。これらは相互作用が働くためどれかひとつだけで良好な回復は見込めません。
また、よく誤解されますが、休息期間だけが治療期間ではないのです。社会復帰をはたしてからも治療のための通院や適度の休息、カウンセリングは暫く必要になってきます。
そんな訳で、今回は、うつ病の治療法について見ていきたいと思います。
休息
まずは体にあわせた生活をおくりましょう。とりあえず、寝るのが基本です。この時なのですが、「うつの症状のせいで自分の欲求がよく分からない」といったことが多くなります。
特に多いのは空腹に気づかないこと。「お腹が痛いと思ったら、実は胃が空だったせいだった」ということが多くあります。うつ病と言えど、食事によるエネルギー摂取は大事です。

ちなみに、おすすめは「ウィダーinゼリー」です。横になりながらでも摂取できるため重宝します。
動く
しばらく経つと、「脳が働いているが体が動かない、逆に体は元気だが頭が重い」といった状況にしばしば陥ります。後者は脳のエネルギー不足が原因なのでご飯を食べればよくなります。
しかし、前者の場合は脳の欲求がなにかしらある場合です。そういうときはちょっと頑張って動いてみましょう。体を動かす事は自律神経を正常に戻すために必要な行為です。
一度動けば後はスムーズに体が動くことも多いですよ。また、動けるようになったらちゃんとした食事をとることを大事にしましょう。栄養バランスのとれた食事も回復には必要です。
投薬
神経精神科、もしくは心療内科でうつ病と診断された場合、基本的には薬が処方されます。これは医師の意図の問題もありますが、大抵は睡眠薬のみで十分な場合がほとんどです。
睡眠の改善が神経を正常化に導くために最も重要だからでしょう。また、薬が合わない、3日過ぎても効き目を実感できないと思ったらすぐに医者もしくは薬剤師に相談しましょう。
今は様々なものが多く出回っているので薬になれるより自分にあったものを処方するのが望ましいです。
そして、決して薬に頼りすぎないでください。薬はあくまでも治療を補助するためのものであり、直していく、正常にしていくのは自分自身の体の回復力そのものです。
特に向精神薬や睡眠薬は依存性が強いものも多く存在するため、「薬の量を徐々に減らさない医者は要注意」という考えもあります。
筆者は回復後、よく疲れて投薬を忘れて寝てしまうこともありましたが、先生曰く「薬を使わないで熟睡できるならそれでいいんだよ」とのことです。
ご家族などは「このまま永遠に薬を飲み続けるのか、治ったらいらないのでは」と思うときもありますが、完全独断で断薬は決して行ってはなりません。断薬は体が回復してからでないと行えないのです。
カウンセリング
これはもちろん皆さんのイメージする臨床心理士によるカウンセリングもですが、医師に体調を伝え、どうしたいかなどを話しあっていくこともこれに含まれます。
まったく話を聞く気がなく、症状だけを聞いて、「じゃあこれとこれ、出しとくね」と、それだけで済ませてしまう医者もいますが、医者によるカウンセリングはとても重要です。
たとえ5分でも話を聞いてもらう、それに対し適切な助言をくれること、このこと自体に回復を促す作用があるのです。
重度の場合など専門科によるカウンセリングが必要になってきますが、特に長期にわたり自分自身のことで悩んできた人は一度臨床心理士などの専門的なカウンセリングを受けてみましょう。
最後に
うつ病の回復の大きな段階のひとつ「日常的な行為が可能になる」まではこの3つが特に欠かせなくなります。まずはそこまでを意識してゆっくり治していきましょう。