
息子がうつ病と診断された、親がうつ病で仕事を休むことになった。家族がうつ病と判明した場合、ご家族の方は正直戸惑うでしょう。
対応の仕方によっては悪化させてしまいますし、かといって気にかけすぎるとご家族のほうがストレスを溜めてしまうというケースも非常に多いです。
大抵の病気にたいしていえますが、看病するということは決して綺麗事ではありません。特にうつ病はじめ精神疾患の看病はどうしても根気が必要になってきます。
ここでは、そんなうつ病の家族への対応や接し方、その際の注意点について見ていきたいと思います。
辛さを理解しようとするのが大事!
うつ病患者は一見何もしていないように見えますが、何もできないのです。だからこそ辛いのです。まずは「休みなさい」と安息を促してあげてください。
うつ病患者はうつ病になるまで、多くの我慢や努力をしてきた人たちです。そしてその努力を知ること、そして今まで頑張ってきたことを褒めてあげましょう。
しかし、うつ状態の人はどんなことをいわれてもネガティブに捉えがちなので、心ないことをいってしまう時もあります。
それでもそんなことないよ、と言い続けることが大事で看病の辛いところです。当人にももちろん罪悪感はあるんです。
「あんなことを言いたくて言ったわけじゃない」ということを理解してあげましょう。
1人でいたい時、いたくない時を理解する
少し回復してくると、家族の誰かと同じ空間に居座るようになる病人もいます。これは当人が「誰かと喋りたい」というサインを出しているのです。
こういったときについ鬱陶しくなってしまい距離をとってしまう人もいますが、コミュニケーションの成立は回復に大きく関わってきます。
特に当人が何か伝えるような独り言を言ってきたときが最大のチャンスです。それにたいして真摯に受け止めてあげることが治療行為そのものなのです。
ただ、あくまでも本人の意識が最優先。引きこもっているときは無理に接しようとせず、メモなどでちょっとした言葉を添えるぐらいが望ましいです。
自分自身のことも大切に!
精神疾患の患者と接する事は大きな負荷がかかります。そして、そのことは現実理解してくれない人たちが大半です。
だからこそ時々、自分の時間をつくったり他の人と話したりするといったことも、看病する人たちは大事にしてほしいと筆者は思っています。
実は、看病する家族の方にカウンセラーが必要な場合もとても多いです。介護などもそうですが、専門科の力を借りる事はとても重要です。
カウンセリングだと、例えば臨床心理学科の大学院が設立されている大学では比較的安価で専門的なカウンセリングを受けることができるほか、電話相談を設けているNPO法人も多くあります。
抱え込んではいけないのは、病気になった当人だけではありません。周りにいる家族も不安なことがあれば、誰かに相談するようにしましょう。
最後に
身近な人がうつ病になった人達に、うつ病を経験した筆者からちょっとしたメッセージを。あなたの存在、あなたの考え、あなたの優しさはうつ病当人はわかっています。だからこそ、自分も大切にしてください。