
肝硬変はそれ自体を治す事が難しい病気とされています。肝硬変と診断された時には食事療法や薬物療法によって肝機能の維持や改善、合併症の予防や改善をはかり肝硬変を進行させないための治療がメインとなります。その中でも食事は日々の日常の中で重要な事ですので、注意点や何をどう食べるのが良いのかを調べてみたいと思います。
肝硬変とは
肝臓は胆汁を分泌し食べた物の消化吸収を助け、また、摂取した糖・タンパク質・脂肪の栄養素を吸収しやすい形にして貯えておき必要な時にエネルギーとして体内に送り出すという働きがあります。
肝硬変になり肝臓の機能が低下すると食事により必要な栄養素を取り込んでも消化・吸収・貯蔵するという働きが上手くできなくなるため低栄養状態に陥りやすくなります。
肝硬変での食事は?
肝硬変での食事では適切な栄養療法を行い身体に十分な栄養を取り込めるようにする事が重要になってきます。一般的な注意点は適正なエネルギーとタンパク質を摂取するようにする事です。タンパク質の過剰摂取や高脂肪食に偏らないよう注意します。
肝硬変はエネルギー効率が悪くなっているので食事と食事の間を開け過ぎないようにし、1日3食を決まった時間に摂るという規則正しい食生活を心がけるようにしましょう。肝臓に負担をかけるアルコールの摂取や食べ過ぎにも注意が必要です。
バランスの良い食事を!
食事の内容はバランスよく控えめに食べる事が一番のポイントです。食物繊維が多い野菜やビタミンの栄養分を意識すると良いでしょう。脂肪が少ない鶏のささ身、豆腐や納豆、野菜全般、きのこや海藻類などを上手に取り入れた献立を心がけます。
例えば、キノコや野菜、乾物を使った炊き込みご飯は色んな種類の食材を摂りやすく、食物繊維もたっぷりで便秘にも効くメニューになります。
また、ビタミンを多く取れるサラダもお勧めです。トマトやオクラ、栄養満点として注目されているブロッコリースプラウトなどの野菜をお好みのドレッシングで和えておくと忙しい時でもサッと食べる事ができますね。
難しいと感じる時は肝硬変用の食事の宅配サービスを利用してみるのも一つの方法です。毎日の事ですから無理なく続けられるような方法をとる事も大事です。
まとめ
食事療法は毎日の食生活の中で出来る重要な事です。注意すべき点に気を付けて取り組んでいくと良いでしょう。ただし、肝性脳症、肝性糖尿病、食道静脈瘤、腹水などの合併症がある時や肝機能の状態により食事内容や飲食に制限がかかる事もあります。かかりつけの医師や栄養士に相談したり指導を仰ぐことが食事療法において大事なことです。