
肝硬変は、肝臓が小さく硬くなってしまう病気です。しかし、肝臓の線維化が顕著に現れた状態まで進行しないと症状が無いことが多いのでやっかいです。そのため、他の肝臓の疾患と診断が紛らわしくなったりすることもあります。
自覚症状で思い当たることがあれば、もしかすると肝硬変の症状かもしれないと思われるので、どんな症状が自覚できるのかをご紹介します。
体重減少と食欲不振
肝硬変の初期症状でもよく見受けられるのが食欲不振です。しかも、食欲がなくなるだけではなく、これに伴って嘔吐や吐き気も現れることがあります。
これは、肝硬変によって胃腸の正常な働きが疎外されるために起こります。また、食欲不振に伴って体重減少も現れるので日頃から体重管理をしっかりと行っておく必要があります。
極端に体重が減少してしまうのではなく、食欲がなくなることで胃腸と食道の消化や吸収の機能が低下してしまうために体重が徐々に減少するようになります。
疲れやすさと怠さ
肝硬変の初期症状で感じられるものに疲れやすさと怠さがあります。確かに、多忙な時間を過ごした時、過剰に動きすぎた時などは、誰もが疲れやすさと怠さを感じるものですが、これまで経験したことのないような疲れやすさや怠さがある時には、肝硬変の可能性も考えられます。
初期の場合には軽度の疲れで済むのですが、次第に疲れが抜けないばかりではなく、ひどくなってしまい、脱力感すら感じてしまうこともあります。これまでに感じたことのない疲れやすさやだるさがある時には、医療機関を受診しましょう。
腹痛や下痢
肝硬変の原因となるのが大量のアルコール摂取だと言われているのですが、そのため、腹痛や下痢が起こることがあります。単なる飲み過ぎ食べ過ぎではなく、このような下痢や腹痛を繰り返す場合には肝硬変の初期症状が起こっていることも考えられます。
腹水や黄疸
肝硬変がある程度進行してきて中期になる頃になると現れやすいのが、黄疸です。黄疸は皮膚や目の白目の部分が黄色くなってしまうので、自覚症状でもわかることがありますし、家族の指摘によって気が付くというケースもあります。
さらに、お腹に水がたまってしまうことで起こるのが腹水です。お腹が膨らんでくると共に他の症状もあるので、分かりやすくなります。
まとめ
沈黙の臓器といわれる肝臓ですので、なかなか肝硬変においても進行しないと分からないと言ったケースや他の疾患と紛らわしいケースもあります。
しかし、肝硬変にはこのような自覚症状が考えられますので、いつもと違う自覚症状が続いた場合にはできるだけ早いうちに病院を受診するようにしたいですね。