
肝硬変は肝臓が硬くなってしまう病気ですが、色々な身体の不調を伴うようになり場合に寄っては命の危険すらある場合もあります。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、症状が出るのは進行してからだと言われていますので注意がより必要です。今回は、肝硬変の代表的な3つの原因についてご説明して行きます。
B型・C型肝炎ウイルス
肝炎ウイルスが原因となって肝硬変になる場合には、感染してからすぐに発症するものではありません。慢性化した症状が持続的に起こることによってゆっくりと肝臓の繊維化を起こしていきますので、進行することによって肝硬変へと移行していきます。
そのため肝硬変の原因の多くは、B型肝炎とC型肝炎と言うケースが多くなっています。患者の8割以上は、この肝炎ウイルスが起因しています。
肝硬変の原因になってしまう慢性肝炎ですが、この疾患の約6~7割はC型肝炎ウイルスが原因になっていて、急性C型肝炎の場合には、75%以上が慢性化してしまうので、肝硬変になる恐れが高くなっています。一方、B型肝炎ウイルスが原因の場合は約5~7%が慢性化していくので発症率は低くなっています。
アルコール性肝炎
肝硬変の原因で圧倒的に肝炎ウイルスが多くなっているのですが、それに次いで多いのはアルコールによるものです。
普段からアルコールを大量に摂取することで肝臓はその処理を継続して行わなければならなくなるので、脂肪の代謝がうまくできなくなってしまいます。そのために中性脂肪が過剰に増えていくため菅細胞内で蓄積されていきます。
それによって脂肪肝になりやすくなることで、アルコール性肝炎、アルコール性肝線維症、アルコール性肝硬変へとだんだんと進行しやすくなっていくので普段からアルコールを大量に摂取するのは避けるようにするのが賢明です。
その他のさまざまな原因
肝硬変は、前述の原因以外に、胆汁うっ滞や自己免疫関連、日本住血吸収症などの寄生虫などが原因で引き起こされる場合もあります。
また、胆汁の流れが阻害されることで肝臓内や胆管内で停滞してしまうようになるのが原因で起こる代表的なものとして、原発性胆汁性肝硬変があります。
この疾患は、中年女性が罹患しやすいと言われていますが、根本的な原因は不明です。さらに、原発性胆汁性肝硬変の他にも、薬物性肝障害、胆管内結石、胆管狭窄、胆管がん、胆管閉塞などで起こることがあります。
まとめ
「沈黙の臓器」と言われる肝臓だけに肝硬変になってしまうと様々な症状に襲われてしまいます。このような原因によって肝硬変に移行してしまうので、肝炎ウイルスの感染を始め、アルコールの過剰摂取などのメカニズムを理解しておくことで、肝炎などの起因する病気の発症を防ぐことを出来るだけ目指したいですね。