
脳梗塞は、日本人の脳の病気の中で大きな割合を占めています。中高年がかかる病気だと思っている人も多いのですが、実際は若い人でも発症する可能性があります。ここでは、脳梗塞の症状を一覧にしてお届けしていきたいと思います。
脳梗塞とは
脳梗塞は、脳の血管が細くなったり詰まったりして脳に酸素や栄養が送られてなくなるために、脳の細胞が障害を受ける病気です。脳細胞は血液に溶けている酸素と糖分で生きているます。そのため、これが足りなくなると脳細胞は死んでしまいます。
脳の広い範囲に障害を与えるのではなく脳細胞が死んでしまった場所によって、さまざまな症状が起こります。手足の動きに重要な場所であれば手足の障害になりますし、言語に重要な場所であれば言葉の障害が出るのです。
脳梗塞の種類
続いて、脳梗塞の種類を見ておきましょう。
アテローム血栓症脳梗塞
アテローム血栓症脳梗塞は動脈硬化によって頸動脈などの血管壁内部に「アテローム(脂肪のかたまり)」による血栓ができて、血管が詰まってしまうものです。
心原性脳梗塞
心原性脳梗塞は心房細動や心筋梗塞などによって、心臓にできた「血のかたまり(寒栓)」が血液の流れに乗って脳にまで運ばれ、脳の血管を詰まらせてしまうものです。
ラクナ梗塞
ラクナ梗塞は脳の深いところにある直径1ミリメートル以下の細い血管が詰まるものです。「ラクナ」とは湖や水たまりという意味でMRIの検査上、その梗塞があたかも水たまりのように見えることからこのような名前で呼ばれています。
脳梗塞の症状一覧
脳梗塞の症状はダメージを受ける脳の場所やその程度によって違います。ここで脳梗塞の症状を一覧にして見ていきたいと思います。
- 口の動きの異変やろれつが回らなくなる
- 言葉が出なくなる
- 顔にゆがみ出る
- 片方の目に幕がかかったように見えにくくなる
- 視野が狭くなる
- 目の焦点が合わなくなる
- ものが二重になって見える
- 人の言うことがうまく理解できない
- 思ったように文字が書けない
- 片足を引きずっていると言われる
- 急に手足から力が抜ける
- ものにつまずきやすい
- フラフラして真っ直ぐに歩けない
- 片方の手足がしびれる
これらの症状は一過性の虚血発作といい、脳の血液の流れが一時的に悪くなり、血栓が詰まってしまっている状態です。
しかし、血栓はすぐに溶けて血液の流れは正常に戻ることがあります。普通は20分から30分、遅くても24時間以内には症状は消えていきます。この時、一過性の症状のためあまり重く考えていない人も多いのですが、これは脳梗塞のれっきとした初期症状です。
そのまま放置すると数日から数ヶ月以内に大変な事態なってしまうので、このような症状が現れたら早めに病院へ行って検査をしてもらうようにしましょう。
脳梗塞の前兆は?
本物の脳梗塞になる前に、小さいけれどもなんらかの前兆が起こることが多くあります。
- 原因不明の頭痛や肩こりが突然出る
- 目まい、耳鳴り、手足のしびれや震えが起きる
- 歩き方ふらふらする
- 段差や階段で片足がよく引っかかる
- 指先の動きが鈍い
- 簡単な計算ができない
- 物忘れが多い
- 顔や唇がしびれる
- 食べ物や飲み物が飲み込みにくい
- よくむせる
まとめ
脳梗塞の症状が1つでも当てはまるようなら、急いで病院へ行ってください。脳梗塞の症状は突然現れることも多くあります。夜間や早朝、休日などは躊躇せずに救急車を呼びましょう。早い対応をすることが、非常に重要になってくるのです。