
脳梗塞は脳への動脈が詰まることで酸素や栄養分が運ばれなくなり脳の細胞が壊死をおこしてしまう疾患です。近年、その患者数は増加する傾向にあり若い方であっても油断は禁物です。ご自身やご家族に、万が一この病気が発症した時の事を考えその危険な初期症状のサインについて調べてみましょう。
運動障害・感覚障害
どちらか片方の手足がしびれる、力が入らない、感覚がにぶるなどの症状が起こります。また、手足以外に顔にも麻痺がおこる事もあり、片方の顔の筋肉の感覚が鈍り顔がゆがむ、口角が下がり水を飲もうとするとこぼれ落ちる、よだれが出るといった症状が起こります。
言語障害・失語症
突然ろれつが回らない、話そうとしても言葉が出てこない、言葉が理解できなくなるなど、周囲の家族などが気づく場合が多いようです。
視野障害・平衡感覚の障害
視野の半分だけが欠ける症状は視野障害であり、横の壁にぶつかったりしますが本人に自覚がない場合があります。小脳に梗塞が起きると体のバランスが取れなくなるため、平衡感覚が鈍り転倒、ふらつき、めまいといった症状が起こります。
脳梗塞の症状について
これらの脳梗塞の前兆の症状は「一過性脳虚血発作」と呼ばれ数分程度で症状が消えて元に戻ってしまいます。これは、小さな血栓が一時的に脳の血管を詰まらせることで起きる症状のためです。
実はこの時期が重要であり、数か月後に高い確率で脳梗塞が発症する危険性があります。脳梗塞には初期症状や前触れのサインがある場合が少なくなく、脳梗塞を発症したことがある人の3人に1人がそのサインを経験しているそうです。
本格的に脳梗塞が発症し、脳細胞に障害が起きると元通りに再生させることは期待できません。それだけに前触れのサインを気のせいなどとして放っておかずに即座に診察を受け、それが脳梗塞の前兆であった場合は治療を受ける事が重要です。
まとめ
脳梗塞は上で紹介したような前兆が必ずしも表れるわけではないのですが、もし、心当たりのあるような症状がある場合は病院での診察を受けるなどの対処をしましょう。
脳梗塞で命を落としたり、麻痺などの後遺症が残らないようにするために、前兆症状を見逃さないことが重要です。
また、脳梗塞は前触れなく突然起きる場合があるという事も認識しておく必要があり、もし脳梗塞が発症した時は専門病院での早急な治療が必要ですので、一刻も早く治療を開始するためにも迷わずに救急車を利用する事を強くお勧めします。