
インフルエンザの中で、最も怖いとされている「鳥インフルエンザ」。一時期、ニュースで取り上げられて日本中を震撼させました。今は下火になっていますが、またいつ感染者が出るかわかりません。
その時のために私たちは、鳥インフルエンザについて正しい知識を身につけておく必要があります。今回は、鳥インフルエンザはヒトに感染するのか、そして、症状や治療法にはどんなものがあるのかについてお話ししていきます。
鳥インフルエンザとは
鳥インフルエンザの 病原体は、「H5N1亜型鳥インフルエンザウイルス」になります。ニワトリやウズラ、アヒル、七面鳥などの鳥類が持っているA型インフルエンザウイルスが、病原体の強いものとそうでないものと分かれており、それを高病性と低病性といいます。
ヒトに感染するのか?
鳥インフルエンザに感染している鳥類と濃厚接触することによって、ヒトに感染する可能性があります。鳥類の排泄して乾いたものを吸ったり、死体や臓器に触れる、生の肉を食べることなどで感染します。
2003年以降、中東アジアやアフリカなどでの感染者が報告されていますが、日本では、今のところ感染した人はいないとされています。
感染するとどうなるの?
鳥インフルエンザに感染すると約60%の確率で死亡するといわれています。毎年流行する季節性のインフルエンザの致死率の0.1%と比べると、はるかに高い毒性があることがわかります。
感染すると、以下のような症状が出ます。
- 突然の高熱
- 呼吸器の症状
- 全身の倦怠感
- 筋肉痛
- 下痢
また、重症化すると多臓器不全や重篤な肺炎になって、最悪の場合、死亡することもあります。
重症化しやすい人は?
10〜20代の若者は、身体の免疫機能が過剰に反応してしまうため重症化しやすいと言われています。また、乳幼児や高齢者、妊婦などの抵抗力が弱い人も注意が必要です。
主に5歳以下の乳幼児はインフルエンザ発症後、急激に病状が悪化してインフルエンザ脳炎を起こすことがあります。意識障害やわけのわからないことを言う、グッタリして返答しないなどの症状が出たら、すぐに病院へ行ってください。
鳥インフルエンザの治療法は?
鳥インフルエンザはA型のインフルエンザのため、インフルエンザの検査キットで調べることが出来ますが、季節性のものと区別するためさらに詳しい検査が必要になります。
インフルエンザと診断されると、季節性のものと同様にタミフルやリレンザなどを用いた対処療法を行います。発症してから48時間以内に投与することが重要です。
また、鳥インフルエンザと診断された感染者が出た医療機関は、ただちにその地域を管轄している保健所に報告する義務があります。
感染者は指定された病院で入院して隔離されます。今のところヒトからヒトへの感染はないとされていますが、今後感染者が出るかはわからないのが現状です。
まとめ
海外へ行く際は、鳥との接触を避けて生の肉を食べることはやめましょう。日本でも、野鳥などの近くによることは危険です。鳥のフンなどにも気をつけるようにしましょう。