
肺炎は薬剤の効き目や原因となるものによって、いろいろな呼び方がされます。通常の肺炎の場合、細菌性肺炎と呼ばれますし、ウィルスが原因の場合はウィルス性肺炎と呼ばれています。
また、発症する環境によって市中肺炎、院内肺炎と呼ばれることもあります。今回は、異型肺炎と呼ばれる肺炎の原因について紹介していきます。
肺炎の多くは細菌性肺炎
肺炎の多くは細菌性肺炎と呼ばれ、肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などが原因で引き起こされます。このときに使用される薬剤はβラクタム系やペニシリン系の薬剤です。
これらの抗生物質によって菌の増殖を抑え、症状を緩和させていきますが、この抗生物質では全く効き目がないことがあります。
そのような肺炎を非定型肺炎、または異型肺炎と呼び、その原因についてはいろいろな細菌によって引き起こされます。
クラミジア
クラミジアは性病の原因というイメージがあるかも知れませんが、肺炎が引き起こされることがあります。治療方法は抗生物質を投与してもらいながら、症状を緩和させていく方法が取られます。
レジオネラ
汚い水や土の中に多く繁殖しているレジオネラも感染すると肺炎を引き起こすことがあります。
レジオネラは集団感染しやすい細菌の一つですので、予防に気を配っている人も多いでしょうが、レジオネラに感染して肺炎になった場合、抗生物質の投与で治療が進められていきます。
マイコプラズマ
オリンピック病とも言われたマイコプラズマ肺炎も異型肺炎に含まれます。現在、異型肺炎の原因といえばマイコプラズマと言えます。
ですので、異型肺炎という呼び方自体が使われなくなりつつあるようです。マイコプラズマ肺炎になった場合、抗生物質の投与などで治療が進められていきます。
治療するときの注意点
異型肺炎になると対応方法は抗生物質を投与して菌の増殖を抑えるか殺菌することで症状を緩和させていきます。しかし、症状が一時的に治まったからといって自己判断することは禁物です。
完全に原因菌が消滅したことを医師に確認してもらわなければ、再発のリスクも考えられるので、完治の診断を受けるまでは医師の指示に従って治療を進めていくようにしましょう。
異型肺炎の予防法
異型肺炎の予防法は、これといったものがありません。原因菌には多くの種類があり、中には特殊な治療方法でなければ完治させることができない細菌も存在します。そのため異型肺炎の予防接種を行なうのは難しいものとなっています。
今のところ、有効な手立てとしては、手洗いやうがいを行ない人混みをできるだけ避けて行動するなどの予防方法です。体調を崩しやすい時期になったら、手洗いうがいを徹底するように気を付けていきましょう。
最後に
今回は、異型肺炎の原因等を紹介してきました。これからの時期は注意が必要になるかもしれません。手洗・うがいをしっかりとしていただければと思います。