
かゆみが止まらない水虫もつらいものですが、痛みを伴う水虫になると、歩くことも大変になり、傷のある箇所から、別の菌が入り込み足の痛みだけでない合併症も起こしてしまうと、からだ全体に影響を及ぼしてしまいます。水虫で痛みが生じたときの原因や対処法についてご紹介致します。
水虫の発症の原因は?
水虫は、白癬菌という真菌(カビの一種)に感染する病気です。水虫感染した人からはがれ落ちた角質などにより感染しますが、付着したからといってすぐに水虫になるわけではありません。
角質層の奥に菌が入り込むまでには24時間くらいかかるといわれていて、日中どこかで菌が付着したとしても、帰宅後足を洗ったり、寝る前には入浴をしたりして、体についた菌を洗い流してしまえば水虫を発症することはありません。
しかし、常に白癬菌にふれている機会や足に傷がある状態、湿度の多いバスマットなどが洗濯乾燥されていない、床や畳などの掃除が行き届いていなかったりすると、水虫の発症率は高くなってしまいます。
水虫で痛い原因は?
水虫の種類は最初から痛みを伴うものもありますが、ほとんどの場合かゆみからはじまります。水虫が進行するにつれ、かゆみもどんどん増していきます。
水虫の種類に合った治療を行わず、そのまま放置していると、かきむしることにより傷がついたり、水ぶくれや皮がむけたりして、かゆみだけでなく痛みも伴う水虫になってしまいます。
傷がある状態を続けていると、細菌に感染しやすくなり、からだ全体に感染症が広がると細菌とからだが戦うために、高熱やリンパの腫れなどの合併症を起こします。入院治療なども必要な状態にまで進行してしまうこともあります。
水虫に感染したときからかゆみではなく痛みがある種類のものもあります。「角質増殖型」という水虫は、かかとや土踏まずの皮膚が硬くなり、ひび割れなどの症状と痛みが伴います。
水虫が痛いときの対処法
高熱やリンパの腫れまでに進行してしまった場合は、専門医で、水虫の治療と平行し、感染症の治療を行わなければいけません。
水虫で痛みがある場合は、かきむしったりしたことにより、感染症にかかってしまったのか、もともと、「角質増殖型水虫」であるのかなどを専門の医療機関で診断してもらい、症状に合った内服薬や外用薬も処方を受け、適切な治療を続けることが重要です。
白癬菌は、人の皮膚、髪の毛、爪、ペットなどの動物の毛や皮膚などのケラチンというタンパク質成分を栄養源としています。白癬菌を増殖させる環境は、温度15度・湿度70%以上と言われています。
ストレスや疲れで免疫機能が低下していたり、糖尿病などの持病を持っていたりすると水虫感染を起こしやすく、治りにくくなります。
かゆみを伴う水虫を、かきむしって痛みを伴う状態にまで進行させないためにも、白癬菌の増殖を抑えるような清潔な環境や健康状態を保つことが大切です。
まとめ
水虫で痛みが生じるのは、水虫をかいてしまった場合と角質増殖型を発症している場合に分けられます。
前者の場合はかくのを我慢することで防ぐことができますが、後者の場合は初めからしっかりとした治療を受ける必要があります。
また、足の裏の状態を常に清潔に保っておくことで、白癬菌の増殖を抑え、症状の進行を妨げることができます。ですので、お風呂に入った際には足の裏を念入りに洗うようにしましょう。