
口の中の粘膜にできた潰瘍をともなう炎症を総称して口内炎と言います。通常は1~2週間で自然に治ることが多い病気です。
しかし、痛みが強い場合には、食事をとるとしみるため食欲がなくなったり、仕事や勉強に集中できなくなったりとやっかいな病気です。
噛んで口の中に傷ができる、睡眠不足や偏った食生活による栄養不足、ストレスや身体の疲労、ウイルスや細菌等による感染症などが原因だと言われています。なかにははっきりと原因がわからないこともあるようです。
そこで、今回は、口内炎・舌炎の治療薬であるトラフル軟膏の効果や副作用について解説します。
効果
トラフル軟膏には3つの有効成分が配合されています。アズレンスルホン酸ナトリウム水和物とグリチルレチン酸はすぐれた抗炎症作用により、炎症を抑え、痛みや腫れなどの症状をしずめます。
アラントインは組織修復作用により、傷ついた口の粘膜の修復を助け傷の治りを早くします。そしてセチルピリジニウム塩化物水和物の殺菌作用により、患部を清潔な環境にします。
軟膏なのでしっかりと患部に薬がとどまり、有効成分が浸透してすぐれた効果が期待できます。使用方法は1日に2~4回、口の中を清潔にしたあと患部の全体を覆うように適量を塗ります。
副作用
トラフル軟膏の副作用はほぼありません。添付文書には、副作用として、口の刺激感、皮膚の発疹・発赤、かゆみとありますので、これらの症状が現れた場合は医師・薬剤師に相談に行くようにしましょう。
使用上のポイント
トラフル軟膏はステロイドを含まない薬です。そのため歯槽膿漏や歯肉炎など口腔内に感染症のある人でも使用することができます。
痛みをおさえることで日常生活の不快感を和らげることができます。また、組織修復作用がある成分を含んでいるので口内炎を早く治すことができます。
もし、5~6日使用しても症状が良くならない場合、あるいは症状が悪化する場合には、すぐに病院を受診しましょう。口内炎は特に治療をしなくても1~2週間で自然に治ることがほとんどです。
2週間以上たっても口内炎が治らない場合には悪い病気がかくれているかもしれません。その時には早めに病院を受診しましょう。
まとめ
今回は、口内炎のお薬・トラフル軟膏について紹介してきました。口内炎は身体から出された不調のサインです。日ごろから十分な睡眠をとり、疲れやストレスをためないようにしましょう。また、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
たばこやお酒などは刺激物になるのでなるべく控えましょう。ガムを噛んだりして唾液の量を増やし口の中が乾燥しないようにすることも口内炎の予防には効果的です。