
結膜炎(はやり目)、麦粒腫(ものもらい)、眼瞼炎(まぶたのただれ)を発症すると、まぶたの腫れや目の痛みやかゆみ、目の充血などの症状がおこります。これらは、細菌感染、ウイルス感染、アレルギーなどいくつかの原因によっておる目の病気です。
治療には主に点眼薬が使用されますが、病気の原因によって効果のあるお薬が違うので原因を見極めることが重要になります。
細菌感染の場合は抗菌薬が有効です。一部のウイルス感染が原因の場合は抗ウイルス薬が、アレルギーが原因の場合は「副腎皮質ホルモン(ステロイド)」が有効です。
今回は、細菌感染に有効な抗菌成分を含むティアーレ抗菌目薬の効果や副作用について解説していきます。
効果
ティアーレ抗菌目薬にはスルファメトキサゾールナトリウムという抗菌成分が入っています。
このスルファメトキサゾールナトリウムはサルファ剤の一種で、結膜炎などの原因菌である黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌を殺す作用があります。
また、グリチルリチン酸ニカリウムとイプシロンアミノアプロン酸という成分が目の炎症をしずめ、腫れやかゆみといった症状を緩和します。
使用方法は1日に5~6回・1回2~3滴を点眼してください。コンタクトレンズを装着したまま点眼してはいけません。
ティアーレ抗菌目薬は防腐剤が入っていない1回使い切りタイプなので、清潔に使用することができます。
副作用
ティアーレ抗菌目薬はほとんど副作用のない薬です。添付文書には副作用の可能性がある症状として「皮膚の発疹・発赤・かゆみ」「充血・かゆみ・はれ」と書かれていますので、これらの症状がでた場合には医師や薬剤師に相談するようにしてください。
また、3~4日間使用しても症状が良くならない場合は、スルファメトキサゾールナトリウムが効かない細菌が原因菌である、または細菌感染以外の原因でおこっている症状かもしれませんので使用を中止して病院を受診するようにしましょう。
まとめ
結膜炎などの原因菌である黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌は、私たちの皮膚の表面に普通に存在する細菌(常在菌)です。
これらの菌が皮膚にいても、健康な人にはほとんど病気をおこすことはありません。菌の数が多くなったり、体の免疫力が下がったりした時に病気をおこします。
不潔な手で目をこすったりすると小さな傷ができ、そこで細菌が増えて炎症をおこしますので、普段から目をこすったりしないように気をつけましょう。
原因となる細菌の種類によって有効な抗菌薬は違うので、効果のない抗菌薬を使い続けても症状は改善しません。長期間使用するとかえって症状が悪化することがあります。一定期間使用しても効果がない場合はすぐに使用を中止しましょう。