湿疹や蕁麻疹によるかゆみ、つらいですよね。かゆくて仕事にも集中できなくて困ります。かきこわすとさらに症状が悪化するので、かいてはいけないとわかっているけど…かゆみが強いとつい手が患部にいってしまいます。夜寝ている間にかきこわしてしまうこともあります。
虫刺されやアレルギーなどでかゆみの原因がわかっている場合にはその治療をすればいいのですが、蕁麻疹のほとんどは原因がわからないそうです。今回は、そんな湿疹や蕁麻疹の症状におすすめのセロナQTローションの効果や副作用について説明していきます。
効果
セロナQTローションは、頭部や髪の毛の生えている部分、体の広い範囲にできたあせもや皮膚炎に適したローションタイプのお薬です。
さらっとしているので、ベタベタする軟膏タイプのお薬が苦手な人にもおすすめです。容器はプッシュ式ノズルが採用されているので、液だれしにくい形状になっています。
効果のある症状としては、湿疹や蕁麻疹、皮膚炎、かゆみ、虫刺され、あせもなどが挙げられます。2種類の有効成分が炎症とかゆみを改善します。
ステロイド剤のヒドロコルチゾン酪酸エステルの働きで、湿疹などの炎症をおさえます。抗ヒスタミン剤のクロルフェニラミンマレイン酸塩の働きで、患部のかゆみをしずめます。
使用方法ですが、1日数回・患部に適量を塗布してください。また、容器の先端を軽く患部に押し当てて塗布するようにしましょう。
先端部分を患部からはなすと、薬液が出なくなります。症状が改善されてきたら、塗布する回数を減らしてください。
副作用
セロナQTローションは、内服薬とは違って部分的に使用する外用薬なので、副作用がおこることはまずありません。
使用後に、皮膚に発疹・発赤、かゆみ、腫れ、水虫・たむし等の白癬、ニキビ、化膿症状、持続的な刺激感などの症状があらわれた場合は副作用の可能性があると添付文書に書かれています。
気になる症状があれば、使用を中止して医師または薬剤師、登録販売者に相談するようにしましょう。
まとめ
かゆみの原因はさまざまです。虫刺されやアレルギーなど、原因がはっきりしていて予防ができるものは予防しましょう。原因がわからないかゆみは、がまんせずに早めに治療しましょう。
かゆみくらいで皮膚科を受診して長時間待たされるのは嫌だという人には、セロナQTローションなどの市販薬が便利です。ただし、しばらく使用しても症状が改善しない時には、医療機関を受診するようにしてください。
ステロイド剤は、水虫やたむしなどの真菌感染によっておこる皮膚病や水疱瘡などのウイルス感染によっておこる皮膚病には効果がありません。かえって症状を悪化させてしまいます。