肥満や体の浮腫みは日頃の生活習慣が原因となって起こることがあります。肥満は皮下脂肪や体重が増えるばかりでなく、心臓血管や脳血管系などに様々な悪影響をおよぼします。また、ジュースやビールの飲みすぎも水太りの原因になるため清涼飲料水やアルコールの摂取は注意が必要です。
ダイエットで食事制限を行ったり、運動療法などで体重を落とす方法がありますが、漢方薬を用いてスムーズに肥満を解消することが可能です。今回は、そんなときにおすすめのロート防已黄耆湯錠の効果や副作用について解説します。
効果
ロート防已黄耆湯錠は、6つの有効成分を配合した水太りが原因で起こる肥満などに効果的な漢方薬で、主に肥満に伴う関節の腫れや痛み、浮腫み、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、水太り)などの症状を緩和してくれます。
生薬の 防已(ボウイ)は利尿作用が強く体に溜まった水分を排泄する働きがあり、浮腫みや関節の腫れなどに効果を発揮します。黄耆(オウギ)も高い利尿作用が期待でき汗を抑えたり、水太りを解消する働きがあります。
白朮(ビャクジュツ)は代謝異常を改善して利尿作用や健胃作用に効果があります。生姜(ショウキョウ)は新陳代謝を高めて発汗を促し胃に停滞した水分を促し水太りなどを解消してしてくれます。
大棗(タイソウ)は体を温め、緊張を和らげる作用があり利尿作用や腹部膨満感などに効果があります。甘草(カンゾウ)は解毒作用があり体内に溜まった悪いものを排泄する効果が期待できます。
生薬の作用で代謝を高め消化吸収を整え、利尿作用を促すことで水太りを解消して肥満を改善できるように働きかけます。漢方薬は体質で選びますが、体力が中等度以下で汗をかきやすい人に適した漢方製剤です。1日3回食前又は食間(食後2~3時間)に内服することで症状が改善するでしょう。
副作用
天然由来の生薬を配合した漢方製剤は副作用が少なめですが、皮膚の発赤や発疹、痒み、食欲不振や胃部不快感が起こることがあります。重篤な副作用が起こることは稀ですが、間質性肺炎の症状に注意しましょう。
急な息切れや空咳、発熱、息苦しさなど見られたら内服を中止して医師の診察を受けるようにして下さい。また、生薬の甘草を重複して摂取すると偽アルドステロン症を引き起こすことがあるので注意が必要です。
手足の倦怠感、しびれ、つっぱり感や脱力感、筋肉痛が増強する場合は内服を中止して下さい。肝機能障害では発熱、痒み、発疹、黄疸、全身倦怠感、食欲不振など現れることがあります。
このように重篤な副作用が見られたら内服を中止して早めに医師の診察を受けるようにしましょう。高血圧、心臓病、腎臓病と診断されている方は症状が悪化したり副作用に繋がる恐れがあるため医師の指示に従うようにして下さい。
まとめ
日頃の生活習慣が原因となり肥満や水太りになってしまいます。暴飲暴食を避け、甘いものやアルコールを控えて栄養バランスの良い食事を心がげるようにして下さい。肥満は漢方薬に頼るだけではなく、運動や食事療法を行いながら健康的に減量していきましょう。