タバコをやめようと禁煙を決意しても習慣性になっているタバコをやめることは簡単なことではありません。吸いたい気持ちを我慢するとイライラしたり集中力に欠けるなど日常生活に影響することもあります。
禁煙補助薬には禁煙ガムやハップ剤などがありますが、好みに合わせて選ぶことも可能です。今回は、禁煙ガムのニコレットフルーティミントの効果や副作用について解説します。
効果
ニコレットフルーティミントは、ニコチンを主成分とする禁煙補助薬で、禁煙をする際に起こるイライラや集中困難、落ち着かない等の症状を緩和するガム剤です。
タバコを吸いたいと思った時に1回1個を30分〜60分かけて噛むことで気持ちが落ち着き禁煙時のイライラや集中困難を和らげてくれます。
ガムの使用回数はタバコを吸っていた本数により異なり、1日の喫煙本数が20本以下なら1日4〜6個、21〜30本なら6〜9個、31本以上の場合は9〜12個を目安の噛むようにします。
状態により適宜増減しますが、1日の使用個数が24個を超えないように噛むようにして下さい。慣れてきたら1日の個数を1〜2個ずつ減らすようにして、1日の使用個数が1〜2個になったら使用を辞めるようにします。
使用期間を3ヶ月を目安として計画的に禁煙しましょう。爽快感のあるハッカ油やl-メントールを配合した爽やかな噛み心地の禁煙ガムです。
副作用
ニコチンを主成分とする禁煙ガムは副作用に繋がることがあるので注意事項を守る使用するようにしましょう。
主な副作用は、喉の痛みや口内炎、吐き気・嘔吐、腹部不快感、胸やけ、食欲不振、下痢、発疹・発赤、痒み、頭痛、めまい、思考減退、眠気、動悸、胸部不快感、胸部刺激感、顔面潮紅、顔面浮腫、気分不良などです。
また、口内・喉の刺激感、舌の荒れ、味の異常感、唾液増加、歯肉炎、しゃっくり、げっぷなどの症状が強い時は使用を中止して医師や薬剤師などに相談して下さい。
心臓疾患、脳血管障害、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害、咽頭炎、食道炎、胃・十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病など診断された方は医師の指示に従い使用して下さい。
他のニコチン製剤と併用してニコレットフルーティミントを使用すると副作用に繋がります。重度の狭心症や不整脈、うつ病、脳梗塞、脳出血等診断された人は使用しないようにして下さい。
また、妊娠中や妊娠の可能性のある方、授乳中の方も使用できないので注意して下さい。高齢者や20歳未満の人、腹痛、胸痛、口内炎、喉の痛み・喉の腫れなどがある人は医師や薬剤師に相談してから使用して下さい。
まとめ
ニコレットフルーティミントは禁煙したい人を対象とした禁煙補助製剤です。タバコをストレス解消に吸う人もいますが健康に悪影響のため禁煙するように心がけましょう。
禁煙中は散歩やスポーツ、趣味に没頭するなどタバコ吸いたいという気持ちを忘れるようにすると良いでしょう。また、焦らず、ゆっくり進めるのが効果的です。