頭皮湿疹は、髪の毛で覆われた頭部や髪の毛の生え際などにみられる湿疹です。頭皮に小さな赤いブツブツができ、かゆみを伴います。皮脂の分泌過剰、汗、整髪料やヘアカラーによるあぶれなどが原因だと考えられています。
また、ストレスで悪化することもあります。人前で頭をボリボリ掻いている姿は、清潔感がないように見えるのであなたの印象を悪くします。
なので頭皮湿疹を治すことはもちろんですが、かゆみをおさえることも重要です。今回は、そんな頭皮の湿疹・かぶれの治療薬メディクイックHの効果や副作用について解説していきます。
効果
メディクイックHは、高い抗炎症作用と鎮痒作用で頭皮湿疹の症状を改善します。リキッドタイプなので、頭皮に直接スプレーすることができます。メントールが配合されおり、塗布するとスッとする清涼感があります。
頭皮湿疹だけでなく、そのほかの部位の湿疹、皮膚炎、かゆみ、かぶれ、蕁麻疹、あせも、虫さされにも効果があります。
有効成分のプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルは、副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)で高い抗炎症作用があります。患部の炎症をおさえ、かゆみをやわらげます。
クロタミトンは、かゆみをおこす原因物質となる神経伝達物質の働きをおさえて、かゆみをやわらげます。イソプロピルメチルフェノールの殺菌作用によって、患部を殺菌し細菌が二次感染することを防ぎます。
使用方法は1日数回・適量を患部に塗布してください。少量ずつこまめに塗布するのがポイントです。症状が治まってきたら、使用回数を徐々に減らしてください。
目の周囲、口唇などの粘膜部分や、顔面の広範囲な部分には使用しないでください。5~6日使用しても症状が改善しない場合は、使用を中止して医師の診察を受けるようにしましょう。
副作用
メディクイックHに配合されているプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルは、アンテドラッグと言って薬を塗布した患部にだけ作用します。
体内に吸収されると速やかに分解されて作用が弱くなるように作られているので、副作用が出る心配はほとんどありません。
ただし、皮膚の発疹や発赤、かゆみ、かぶれ、乾燥感、刺激感、熱感、ヒリヒリ感、患部の水虫・たむし等の白癬、ニキビ、化膿症状、持続的な刺激感といった症状が現れた場合には副作用の可能性があるので、すぐに使用を中止して医師や薬剤師に相談するようにしてください。
まとめ
「ステロイドは怖い」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、ステロイド剤は正しく使用すれば安全で高い効果が期待できます。頭皮湿疹などの皮膚病は、効果のあるお薬を使って、かゆみなどの症状をおさえることが大切です。
