
ロキソプロフェン(正確にはロキソプロフェンナトリウム)は解熱鎮痛剤として最もよく使われる成分です。消化器から速やかに吸収され、体内で活性代謝物に変わった後、鎮痛・解熱・抗炎症作用を起こします。今回は、ロキソプロフェンについてまとめます。
頭痛・生理痛に効果的!?
ロキソプロフェンは、体内で「クロオキシゲナーゼ」という酵素を阻害することで効果を発揮します。
クロオキシゲナーゼは痛みや熱の原因である「プロスタグランジン」という物質と合成する役割を持っているため、クロオキシゲナーゼを阻害することで痛みや熱の原因であるプロスタグランジンの活動を抑制し、鎮痛効果や解熱効果が現れます。
頭痛や生理痛はこのプロスタグランジンが原因によるものが多いため、高い鎮痛効果が期待できます。そのほかにも急性上気道炎の解熱・鎮痛にも効果があります。
頭痛に対して
頻回に起きる頭痛に対し、毎回ロキソプロフェンを服用し、その場の痛みを緩和させることは可能ですが、頭痛の原因自体を取り除けているわけではないことを理解しておきましょう。
ロキソプロフェンを上手に服用するためにも、自分の頭痛に向き合ってみましょう。
頭痛の起こったとき、どのような痛みか…どれくらい続いたのか…吐き気はあったか…ストレスや周りの環境など記録として残してみましょう。
繰り返していくと頭痛が起きる原因がわかってくるかも知れません。あまりにも続く場合はこの記録を持って医師に相談してみましょう。
生理痛に対して
痛みを引き起こすプロスタグランジンという物質は子宮の収縮を促すための物質でもありますそのためこの物質の分泌量が多ければ多いほど生理痛の症状はひどくなります。ロキソプロフェンはここに作用して、効果を発揮します。
最後に
早く何とかしたい頭痛や生理痛、用量を飲んだのに全く効かない…そんな時、ついもう1錠追加したいと思ってしまいますよね。ですが、服用間隔は最低でも4時間は開けましょう。
また、服用間隔を短くするのではなく、自己判断で1回に2錠内服してしまうのはとても危険です。量を増やす場合は必ず医師に相談して処方し治してもらいましよう。
良いロキソプロフェンを内服しても痛みが続く時には、ロキソプロフェンが効かない痛みの可能性もあります。
神経痛や偏頭痛の原因にはあまり作用しないケースも多く、疾患そのものに効かない場合もあります。一定期間服用しても効果が現れない場合は医師の適切か診断を受けましょう。