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ロキソニンとの飲み合わせで注意すべき薬は?

更新日:2016年10月19日

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錠剤

発熱や痛みに対して、とても良く使用されるロキソニンですが、飲み合わせに注意が必要な薬があります。今回は、ロキソニンと他の薬との飲み合わせについてまとめます。今、服用されている薬との飲み合わせをチェックしてみてください。

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目次

  • 1 ロキソニンとは
  • 2 飲み合わせで注意すべき薬一覧
    • 2.1 クマリン系抗凝固剤
    • 2.2 スルホニル尿素系血糖降下剤
    • 2.3 ニューキノロン系抗菌剤
    • 2.4 メトトレキサート
    • 2.5 リチウム製剤
    • 2.6 チアジド系利尿剤
    • 2.7 降圧剤
  • 3 まとめ

ロキソニンとは

ロキソニンとは、一般名は「ロキソプロフェンナトリウム水和物」で「非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)」に分類される薬です。炎症を抑え、熱を下げたり、痛みを抑えたりと広く使用されている、いわゆる解熱鎮痛剤ですね。

ロキソニンは、「処方薬(医療用医薬品)」として長く使用されていて、現在では、「市販薬(一般用医薬品)」としても販売されていて、画像の「ロキソニンS」が薬局で購入できます。

ロキソニンの作用は、シクロオキシゲナーゼという酵素の働きを阻害し、体内で炎症や痛みを引き起こす原因となるプロスタグランジンという物質の生成を抑えることで、炎症や痛みを治めます。

ロキソニンは、薬を飲んで、消化管で吸収された後に、作用を示す活性体に変換されるプロドラッグという製剤のため、薬による胃への直接刺激作用が回避され、消化管障害が比較的少なく、胃にやさしい薬です。

しかし、ロキソニンの作用であるプロスタグランジンの生成抑制により、胃粘膜を守る働きをするプロスタグランジンの生成も抑えられるため、胃が荒れやすくなります。胃の弱い方は、胃粘膜を保護する薬を一緒に服用すると安心ですね。

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飲み合わせで注意すべき薬一覧

ロキソニンは、とても頻用される痛み止めですが、飲み合わせに注意が必要なお薬があります。下記にロキソニンの添付文書に記載されている他のお薬との注意喚起をまとめます。

ロキソニンと併用してはいけないと禁止されている薬はなく、以下の薬と併用する場合に注意が必要であるというものです。

そのため、医師の判断で併用となることもありますが、ロキソニンと他のお薬を同時期に服用する場合、特に持病で毎日服用しているお薬がある場合は、診察の際、医師にしっかり伝えるようにしましょう。

クマリン系抗凝固剤

  • ワルファリン

ロキソニンのプロスタグランジンの生成を抑制する働きは、血液を固まりにくくする作用もあります。ワルファリンは、血液を固まりにくくする薬ですので、相加作用により、血液を固まりにくくする作用が増強する恐れがあり注意が必要です。必要があれば減量することとなっています。ワルファリンを服用中の方は、使用前に医師と相談しましょう。

 

スルホニル尿素系血糖降下剤

  • トルブタミド

薬には、血液中の蛋白と結合するものもあります。薬は、血中の蛋白と結合している間は、作用せず、血中蛋白と離れると作用を示します。

ロキソニンは、蛋白結合率の高い薬であるため、併用により、ロキソニンが蛋白とくっついてしまうため、スルホニル尿素系の血糖降下剤は、いつもより蛋白とくっつける率が低下してしまいます。

そして、活性型のスルホニル尿素系血糖降下剤が増えて、血糖を下げる作用が増強する恐れがあるため、注意が必要です。必要があれば減量することとなっています。

スルホニル尿素系血糖降下剤には、ヘキストラスチノンやダオニール、アマリールなど多くの商品がありますので、ご自分の血糖降下剤がスルホニル尿素系かどうか医師や薬剤師に確認しておくとよいですね。

 

ニューキノロン系抗菌剤

  • エノキサシン水和物

ニューキノロン系抗菌剤は、中枢神経系のGABAという精神を落ち着かせる方に働く神経伝達物質が受容体と呼ばれる受け皿に結合するのを阻害します。GABAが受容体にくっつけないと、落ち着かせる信号が伝わらず、痙攣を誘発する副作用を起こすことがあります。

ロキソニンの併用によって、その痙攣誘発作用が増強されることがあるとされています。ニューキノロン系抗菌剤には、シプロキサンやクラビットなどがあります。

 

メトトレキサート

  • メトトレキサート

メトトレキサートの作用増強がみられることがあるため、必要があれば減量することとなっています。その機序は、ロキソニンの腎でのプロスタグランジン生成抑制作用により、腎の排泄機能が低下し、メトトレキサートの腎からの排泄が減少して、血液中の濃度が高くなるためと考えられています。メトトレキサートには、リウマトレックスやメソトレキセートなどがあります。

 

リチウム製剤

  • 炭酸リチウム

血液中のリチウム濃度が上昇し、リチウム中毒が起こることがあるので、血液中のリチウム濃度に注意して、必要があれば減量することとなっています。

その機序は、ロキソニンの腎でのプロスタグランジン生成抑制作用により腎の排泄機能が低下し、炭酸リチウムの腎からの排泄が減少して、血液中の濃度が高くなるためと考えられています。リチウム製剤には、リーマス錠などがあります。

 

チアジド系利尿剤

  • ヒドロフルメチアジド
  • ヒドロクロロチアジド

ロキソニンの腎でのプロスタグランジン生成抑制作用により、腎からの水やナトリウムの排泄が減少するため、利尿・降圧作用が減弱する恐れがあります。チアジド系利尿剤には、フルイトランやニュートライドなどがあります。

 

降圧剤

  • ACE阻害剤
  • アンジオテンシンII受容体拮抗剤

ロキソニンのプロスタグランジン生成抑制作用により、これらの降圧作用が減弱する恐れがあり、さらに、腎の血流量が低下することにより、腎機能を悪くする恐れがあります。

ACE阻害剤には、レニベースやエースコール、コバシルなど、アンジオテンシンII受容体拮抗剤には、ブロプレスやディオバン、ニューロタンなどがあります。

 

まとめ

ロキソニンとの併用には注意しなくてはいけない薬をご紹介しましたが、記載した商品名は、ごく一部で、その他にもそれぞれに該当する薬はありますので、ロキソニンを使用する際は、事前に、服用中のお薬は、ロキソニンと併用しても問題ないかどうか、医師または、薬剤師に確認するとよいですね。

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カテゴリー:ロキソニン

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