
心臓は生きていくうえで重要な臓器のひとつです。ストレスや食生活、生活習慣の悪影響で生活習慣病にかかり、動脈硬化が進行すると狭心症などにかかってしまう可能性があります。
狭心症を発症すると発作が起こらないようにするための治療薬が必要になり長期にわたる内服が必要になります。
今回は狭心症の治療薬アイトロールの効果や副作用について解説します。
効果
アイトロールは一硝酸イソソルビドを主成分とする狭心症治療用の薬剤です。
主に狭心症を発症した方を対象に処方される薬剤で、狭心症が起こらないための予防薬になります。
主成分の一硝酸イソソルビドは血管拡張作用があり、血管を広げることで心臓への負担を減らします。また冠状動脈を広げて酸素量を増加させ症状を改善させる働きがあります。
アイトロールは狭心症の予防薬になりますが、万が一発作が起きた時はニトロペン舌下錠やニトロスプレーを使用して発作を抑えるようにします。
狭心症は心臓の血管が狭くなった状態で、酸素や栄養素が心筋に上手く供給できなくなることから、胸痛や胸の圧迫感など感じるようになります。反対に心筋梗塞は、心臓の血管に血栓が詰まり、心筋が壊死してしまう状態を言います。
狭心症の痛みは数分から15分程度で治まりますが、心筋梗塞の場合は、痛みが30分以上続くのが特徴です。
また狭心症には労作性狭心症と安静時狭心症がありますが、労作時狭心症は運動や作業をしている時などに起こり、安静時狭心症は朝方や睡眠中など運動をしていない時にも起こります。
アイトロールは1回20㎎を1日2回、内服しますが、効果が得られない時は1回40㎎を1日2回まで内服可能となっています。年齢、症状により適宜増減しますが、発作回数や狭心症の重症度によっては1回40㎎1日2回まで内服できます。
内服用量は医師の指示に従い内服するようにして下さい。
副作用
狭心症など心臓血管系の薬剤は副作用に注意して内服するようにします。
主な副作用として頭痛、頭重感、めまい、ふらつき、動悸、全身倦怠感、など見られることがあります。
その他、発疹、掻痒感などの過敏症、腹痛、嘔気、嘔吐、胃もたれ、下痢、腹部膨満感、ALT(GPT)、AST(GOT)など肝機能の値が上昇することがあるので注意して下さい。
重篤な副作用としてALT(GPT)、AST(GOT)、γ-GTP等肝機能値の上昇に加え、黄疸が見られたら内服を中止して医師の適切な処置を受けるようにしましょう。
低血圧症の方や原発性肺高血圧症、肥大型閉塞性心筋症、肝障害など診断されている方はアイトロールの内服により症状が悪化したり、副作用が起こる可能性があるため医師の指示に従い内服します。
また、高齢者においては肝臓・腎臓機能が低下していることがあるので、頭痛やめまいなどの副作用に注意しながら状態を観察して適宜増量するなど慎重に投与します。
重篤な低血圧や高度な貧血、頭部外傷のある方、閉塞隅角緑内障、硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に過敏な方などは症状を悪化させる恐れがあるため内服禁止となっています。
他に併用薬がある場合は、副作用を起こさないためにも医師に伝えるようにして下さい。
まとめ
アイトロールは狭心症の発作を防ぐ予防薬です。
不規則な生活や食習慣、過労やストレスが原因となり生活習慣病が原因で狭心症を発症してしまうことがあります。狭心症にかからないためには和食中心でカロリーや塩分を控えた食事を心がけ、また適度な運動や好きな趣味などでリフレッシュすることが大切です。
その他、十分な睡眠や休息で疲れを溜めないようにしましょう。