
気管支に炎症が起こると腫れて気道が狭くなり息苦しくなります。
気管支が狭くなる代表的な病気に喘息や気管支炎などがありますが、喘息は命に関わる重篤な状態になる可能性もあります。また喘息など呼吸器系に病気がある場合、疲労やストレスなどが影響して状態が悪化することがあります。
今回は、イソパールの効果や副作用について解説します。
効果
イソパールはdl‐イソプレナリン塩酸塩とプロナーゼを配合した持続性気管支拡張・粘液溶解剤の薬剤です。
主に気管支喘息、小児喘息、急性・慢性気管支炎、肺気腫、気管支拡張症に効果があるほか、喘息や気管支炎、肺気腫など諸疾患に伴う喀痰喀出困難症などにも効果を発揮します。
有効成分が気管支の神経系に働きかけ、炎症などで狭くなった気管支を広げて呼吸を楽にしてくれる作用が得られます。
dl‐イソプレナリン塩酸塩は、β2受容体を刺激して気管支を広げ、プロナーゼは蛋白分解作用で、痰や膿の粘度を下げて痰を出しやすくしてくれます。
6歳以上から内服可能な薬剤で1回1カプセルを1日3回内服します。また成人では、1回2カプセルを1日3回を内服します。いずれも症状によって適宜増減するようにします。
副作用
イソパールは循環器系などに副作用が起こることがあります。また、現病歴のある方は薬の飲み合わせにも注意が必要です。
主な副作用は、発疹、心悸亢進(頻脈)、頭痛、振戦、めまい、いらいら感、不眠、食欲不振、嘔気・嘔吐、胸やけ、胃腸障害、下痢、口内炎など見られることがあります。
重篤な副作用には、ショック、アナフィラキシー様症状が現れることがあります。
内服直後に全身潮紅や浮腫、呼吸困難など症状が現れたら内服を中止して直ちに医師の診察を受けるようようにして下さい。その他、重篤な血清カリウム値の低下が見られることがあります。
特にキサンチン誘導体やステロイド剤、利尿剤の併用などで起こりやすいため、必要に応じて血清カリウム値をモニターするなど適切な処置をするようにしてください。
イソパールは併用薬に注意を要する必要があります。
薬剤の種類によっては、心停止に至るような不整脈が出現したり、低カリウム血症など重篤な状態に陥ることがあるため他の薬剤を内服している場合は医師に伝えるようにして下さい。
高齢者が内服する際は肝臓や腎臓など生理機能が低下していることがあるので、状態を確認しながら慎重に内服しましょう。
まとめ
イソパールは気管支喘息に効果的な薬剤です。
気管支喘息や肺気腫など呼吸器系の病気は息苦しさから呼吸困難に進行する場合があります。気管支を広げることで呼吸が楽になるため、用法・用量を守り内服するようにしてください。
また、ストレスや疲れを溜めこまないことも大切です。