
食事の欧米化や生活スタイルの変化から高血圧症にかかる人は増加傾向にあります。
血圧が高いと心臓や脳血管、腎臓に負担がかかり脳梗塞や心臓疾患など重大な病気を発症してしまうことがあります。
重大な病気を発症しないためにはカロリーを抑えた栄養バランスの良い食事、適度な運動に加え、内服療法などで血圧をコントロールすることが大切です。
血圧を下げる薬は多くありますが、今回はイルベタンの効果や副作用について解説します。
効果
イルベタンはイルベサルタンを有効成分とする高血圧症に効果的な薬剤です。
イルベタンはアンジオテンシンII受容体拮抗薬と呼ばれる血圧を下げる薬剤の種類に入ります。
血圧が上昇する原因には、アンジオテンシンⅡという物質が関与していますが、イルベタンの有効成分がアンジオテンシンⅡの物質を阻害することで血圧を下げてくれます。
成人に対して1日1回50~100mgを内服することで血圧がコントロールされるでしょう。
年齢、症状により適宜増減しますが、1日の最大投与量は200mgまでとなっています。
作用時間が長いため1日1回の内服で効果が得られます。
副作用
血圧の薬は、血圧が下がり過ぎることによるめまいや低血圧などに注意するようにします。
主な副作用として、めまい、咳、頭痛など見られることがあります。
その他、発疹、蕁麻疹、掻痒などの過敏症、動悸、血圧低下、起立性低血圧、徐脈、心室性期外収縮、心房細動などの循環器症状、めまい、もうろう感、眠気、不眠、しびれ感など見られることがあります。
悪心、嘔吐、便秘、下痢、胸やけ、胃不快感、腹痛といった消化器系症状にも注意します。
肝機能値の指標となるALT(GPT)、AST(GOT)、LDH 上昇、ビリルビン、Al-P、γ-GTPなどの上昇、腎臓機能では、BUN、クレアチニン、尿中蛋白陽性、尿沈渣異常など検査値が上昇することがあります。
また赤血球、ヘマトクリット、ヘモグロビン、白血球の減少、好酸球増加など血液の値の変化にも注意するようにします。
重篤な副作用には、血管浮腫、高カリウム血症、血圧低下に伴うショック、失神、意識消失、腎不全、肝機能障害、低血糖など症状が見られることがあります。
イルベタンを内服中の方は定期的に血液検査を行うなど状態を観察するようにいて下さい。
糖尿病の治療中の方でアリスキレンを内服している方はイルベタンの内服は禁止となっています。
他の降圧剤や利尿剤など併用薬がある場合は、血圧が下がり過ぎることがあるので医師の指示に従い内服するようにして下さい。
高齢者の方が内服する際は、血圧を急激に下げると脳梗塞の原因になるので低用量から始めるなど状態を観察しながら内服するようにしましょう。
まとめ
イルベタンは血圧を下げる薬剤です。降圧剤には多くの種類があるので、体の状態などに合わせて医師の指示に従い内服するようにします。
高カロリー食や塩分の多い食事の摂取、更に運動不足なども血圧が高くなる原因となるので、定期的に健康診断を受けるなどで体調を管理するようにしましょう。