
ダニやホコリなどのハウスダスト、ペットの毛などはアレルギー症状を引き起こす原因になります。アレルギー症状にはくしゃみ、鼻水、鼻づまりのほか咳や喘息といった症状も喘息症状のひとつになります。
喘息や気管支炎などにかかると咳が出て苦しいだけではなく、呼吸困難を起こすなど生命に関わることもあります。症状が起こった時は気管支を広げる薬剤を用いることで呼吸が楽になります。
今回は気管支を広げるイノリンの効果や副作用について解説します。
効果
イノリンはトリメトキノール塩酸塩水和物を主成分とする気管支拡張剤の薬剤です。
主に気管支喘息、慢性気管支炎、塵肺症など気道閉塞性障害による症状を緩和する薬剤です。
気管支喘息や気管支炎など気管支に炎症が起こり腫れて気道が狭くなりますが、有効成分が気管支平滑筋のβ-受容体を刺激して狭くなった気管支を広げて呼吸を楽にしてくれる作用があります。
β-受容体を刺激する薬剤では心臓へ負担がかかることがありますが、他のβ-受容体刺激薬に比べて心臓を刺激する作用が少ない薬剤です。
内服方法は1回2~4mgを1日2~3回内服することで症状が軽減します。
内服用量は年齢、症状により適宜増減するようにします。
副作用
イノリンの副作用は比較的少ないですが、循環系の副作用に注意するようにします。
主な副作用は心悸亢進、悪心、食欲不振などです。
その他、頭痛、血圧変動、胸部圧迫感、手の震え、めまい、熱感、口の渇きなど見られることがあります。
この様な症状が現れたら内服を中止したり医師の指示に従い適切な処置を行うようにします。
重篤な副作用には血清カリウム値の低下等があります。
倦怠感、動悸、不整脈、筋力の低下など現れた場合、血清カリウム値が低下している可能性があるため医師による適切な処置を受けるようにして下さい。
特にキサンチン誘導体やステロイド剤、利尿剤など併用している場合は、血清カリウム値が低下しやすい傾向にあるため、重症の喘息の方は特に注意するようにします。
また、カテコールアミン製剤など併用している方は心停止に繋がるような不整脈を起こす場合があるので薬の併用には注意するようにして下さい。
高齢者が内服する場合は、肝機能や腎機能が低下している可能性があるため慎重に内服するようにしましょう。
まとめ
イノリンは気管支を広げる薬剤で喘息や気管支炎等に効果を発揮します。
環境汚染などの問題から塵肺症や気管支喘息など病気を発症する方は増加傾向にあります。
喘息などは疲労やストレスが加わると症状が悪化することがあるので、規則正しい生活や栄養バランスの摂れた食事などで免疫力を高めるようにしましょう。