暴飲暴食や偏った食事をすると胃もたれや消化不良、吐き気などの原因になります。胃腸症状は大人だけではなく、子供にも起こりうる症状なので、ハイウルソグリーンSのような胃腸薬を常備しておくと安心です。
胃腸薬の多くは成人を対象とした商品が多くありますが、ハイウルソグリーンSは優しい成分で子供でも安心して内服できる胃薬です。今回は、そんなハイウルソグリーンSの効果や副作用について解説します。
効果
ハイウルソグリーンSは、7種類の生薬を配合した総合胃腸薬です。主に胃酸過多や胸やけ、胃部不快感、胃部・腹部膨満感、胃もたれ、胃重、胸つかえ、げっぷ、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心、食べ過ぎ、飲み過ぎのほか、胃痛、食欲不振、消化不良、胃弱、消化促進などに効果を発揮します。
生薬成分にはカンゾウ末、ケイヒ末、ウイキョウ末、ショウキョウ末、ウコン末、ゲンチアナ末、チョウジ末などを含み、健胃生薬の成分が吐き気や胃部不快感などの症状を和らげ胃を健康に戻してくれます。
有効成分のウルソデオキシコール酸は肝臓に作用して脂肪の消化を促してくれます。ビオヂアスターゼは消化酵素の成分で食べすぎや飲み過ぎによる胃もたれを解消して消化不良を改善してくれます。
プロザイムは消化酵素のひとつでたんぱく食を消化し、銅クロロフィリンナトリウムは荒れた胃の粘膜を修復して食欲不振や吐き気を緩和してくれます。
炭酸水素ナトリウムと炭酸マグネシウムは胃酸を中和する働きがあり、ロートエキスは胃酸の分泌を抑えて胃の痛みを鎮めてくれる作用があります。
生薬の成分や制酸剤の作用で胃液の分泌を調整して弱った胃を修復しながら症状を緩和してくれます。8歳以上から内服可能で年齢に合わせた1回量を1日3回食前か食後に内服します。ハイウルソグリーンSの生薬成分や薬剤成分が弱った胃に作用して徐々に健康に戻るのが実感できるでしょう。
副作用
生薬をメインに配合し、強い薬剤成分は含まれていないため副作用は少なく安全性が高いと言えます。主な副作用には、皮膚の発赤や発疹、痒みなどがあります。また、口渇や下痢、便秘などの症状が強い場合は内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
心臓病、腎臓病、緑内障と診断された方は薬の成分により症状が悪化する恐れがあるため医師の指示に従い内服して下さい。高齢者や排尿困難などがある方は医師や薬剤師に相談してから内服しましょう。ハイウルソグリーンSを内服している期間は他の胃腸鎮痛鎮痙薬を内服しないようにします。
授乳中の方は母乳を介して乳時の脈拍数が早くなる可能性があるため授乳中の方は内服をしないか、内服する場合はミルクで対応するなど母乳育児は一旦中止するようにして下さい。また、稀に母乳が出にくくなることがあるので注意しましょう。
まとめ
ハイウルソグリーンSは子供にも安心の胃腸薬です。胃を健康に保つためには暴飲暴食を避けて、栄養バランスの良い食事を摂取することが大切です。
また、たっぷりの睡眠で体を休ませ、ストレスや疲労を溜めないようにしましょう。胃腸の調子が悪い時は胃腸薬で改善できますが、症状が長引くときは医師の診察を受けるようにして下さい。