ガスピタンは小林製薬から販売されている第3類医薬品で、お腹のガスだまりによるハリや膨満感などの不快感を改善させるお薬です。ガスピタンの詳しい効果や副作用について知りたい場合は、まずこちらをご覧ください。
妊娠中は便秘や張りの苦しさ等お腹の調子が崩れやすくなりがちですが、市販のお薬の中には使えない物も多く、便秘薬の中には子宮に影響を及ぼす可能性があることから実際に禁忌となっているお薬もあります。
では、ガスピタンは飲んでもいい薬とダメな方、どちらになるのでしょうか。
ガスピタンは妊娠中に飲んで良い?
第3類医薬品の胃腸薬は短期(1~2週間程度)の使用であれば必要に応じて使用が可能となっています。ですので、ガスピタンは妊娠中でも安心して飲む事が出来るお薬に分類されると言えます。
ガスピタンの成分である「消泡剤」「乳酸菌」「消化酵素」は妊娠中の母体や胎児に影響がない成分ですので便秘やお腹の張りが気になる時の服用が可能です。
特に「乳酸菌」は腸内環境の改善にも役立つ成分ですので、便秘が悪化して腹痛や腰痛などを引き起こす前に早めに対処すると良いでしょう。
妊娠中にガスピタンを飲む際の注意点
どんなお薬に関しても言える事ですが、まず「用法・用量」をきちんと守って飲む事が大事です。効果に即効性を求めたり、強い効果が現れないからといって自己判断で必要以上の量を飲んだりするのはやめましょう。
妊娠中は特に慎重に服用する事が重要です。母体や胎児に影響を与えない成分ではありますが、用法・用量を守り、継続して飲み続けるのは避けましょう。2週間程度を目安とし、効き目が現れない場合にはガスピタンを飲むのを中止して、病院を受診するようにしましょう。
そして、受診の際にはガスピタンを飲んでいた事を医師に伝える事も重要です。
また、妊娠4~5か月ごろのお腹の不調は注意が必要です。この時期は胎動が始まる時期です。実は胎動の感じ方はガスの動きによく似ていると言われるのです。
初めての妊娠の方はわかりづらい場合もありますが注意して様子を見るようにし、薬を飲む前にかかりつけの医師に相談してみるのがお勧めです。
まとめ
妊娠中は胃腸薬であっても飲むのを避けた方がいいお薬も多いですので、ガスピタンは飲んでも大丈夫という事は朗報ですね。水がなくても気になる時にすぐ飲めますし、ドラッグストアで手にはいるという点もお腹の調子が良くない時の安心材料になりそうです。
しかし、安心と言っても薬である限り副作用の心配もありますし、症状が改善しないまま長期間飲み続けるのは避けるようにし、かかりつけの産婦人科の医師にはガスピタンを飲んでいる事はきちんと報告しましょう。