
便秘の薬には多くの種類があり配合されてる成分や特性などもその薬により異なります。特に漢方の便秘薬では自分の体質に合ったものを選ぶことが重要です。
漢方の歴史は古く、昔から使用されている薬を現在でも使用することがあり、「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)」もそのひとつです。今回は、大黄甘草湯の効果や副作用について解説します。
効果
大黄甘草湯は2種類の生薬を配合したアントラキノン系の刺激性下剤で便秘に効果的な漢方薬です。便秘の他に便秘に伴う食欲不振や腹部膨満感にも効果を発揮します。
生薬のひとつ「大黄(だいおう)」は瀉下作用があり、瀉下効果のほかに健胃・消炎作用があります。大黄は大黄甘草湯以外にも多くの漢方薬に配合されている生薬で、大黄の効き目は腸内細菌の状態で異なります。
「甘草(かんぞう)」には鎮痛作用があり、便秘による腹痛や排便時の痛みを緩和してくれます。漢方薬では体力の違いにより向き不向きがありますが大黄甘草湯は体質を選ばず使用することができます。
大黄甘草湯は古くからある漢方薬で便秘の効果には評判のある漢方薬です。漢方薬は効果を発揮するために1日2回〜3回に分けて食事と食事の間の食間に服用します。
副作用
漢方薬は副作用の少ない薬ですが、体質によって副作用が出ることがあります。大黄甘草湯の副作用として、吐き気や食欲不振、腹痛、下痢などが起きることがあります。
また、稀に偽アルドステロン症が見られることがあります。血圧上昇や浮腫み、脱力感、手足のしびれなど症状が見られたときは医師の診察を受けるようにして下さい。
大黄甘草湯は体質を選ばず、服用できる漢方薬ですが、虚弱体質や胃腸虚弱、下痢や嘔吐など引き起こしやすい人は慎重に服用するようにします。他の漢方薬を併用している場合は、大黄や甘草の過剰摂取に注意します。
大黄を摂り過ぎると下痢になる恐れがあり、甘草においては偽アルドステロン症の副作用が出やすくなります。
妊娠中や妊娠の可能性のある方は大黄の子宮収縮作用により流産や早産を起こす恐れがあるため医師の指示に従い内服するようにしましょう。持病があり他に内服薬がある方は医師や薬剤師に相談してから服用するようにします。
まとめ
大黄甘草湯は便秘に効果的な漢方薬です。体質を選ばず誰でも服用できますが、下痢をしやすかったり、胃腸が弱い方は専門家に相談してから内服しましょう。
便秘になったら薬に頼るのも改善法のひとつですが、便秘をしないように規則正しい生活や食習慣に気をつけるようにすることも大切です。