寒い冬は血液の循環が悪くなりしもやけやあかぎれができやすくなります。手荒れに注意しても水仕事や乾燥などで皮膚が荒れてしまうことがあります。
血行を促進することで症状が改善しますが、痒みを鎮めながら皮膚の荒れを防いでくれる軟膏もあります。今回は、ベルクリーンS軟膏の効果や副作用について解説します。
効果
ベルクリーンS軟膏は、5種類の有効成分を配合したしもやけ・あかぎれ用の軟膏で、主にしもやけやひび、あかぎれなどに効果を発揮します。
有効成分のトウガラシチンキは生薬由来の成分で皮膚を刺激することにより末梢血管を促し血行を良くしてくれます。トコフェロール酢酸エステルは末梢血管拡張剤で患部に浸透して血液の循環を良くてくれます。
dl-カンフルは血行を促す作用や鎮痛効果が現れます。クロタミトンは痒みを止める作用があり、局所の痒みを取り除いてくれます。
リドカインは鎮痛作用があり、痛みを抑えてくれる作用があります。
これらの有効成分の力で痛みや痒みが緩和して皮膚を保護してくれます。1日数回・適量を患部に塗布することで痛みなどの症状が緩和するでしょう。
副作用
主な副作用は、皮膚の発疹・発赤、痒みなどです。このような症状が現れたら使用を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。外用薬は体内に吸収されることは少ないので、重篤な副作用が起こることはほとんどありません。
湿潤やただれの酷い人は医師の診察を受けるか、薬剤師など専門家の指示に従い使用しましょう。皮膚の敏感な方はベルクリーンS軟膏を腕の内側に塗り、発疹・発赤、痒みの症状が起きないことを確認してから使用して下さい。
万が一、軟膏が目に入った場合は水やぬるま湯で洗い流すようにしますが、眼の症状が悪化するような時は眼科を受診するようにして下さい。
薬剤などで発疹、発赤など症状が現れたことがある方は使用する前に医師や薬剤師に相談するようにしましょう。しばらく使用しても症状が改善しない時や悪化するような時は医師や薬剤師に相談しましょう。
まとめ
ベルクリーンS軟膏はしもやけやあかぎれなどに効果的な軟膏です。寒さから血液の循環が悪くなり、痒みやひび、あかぎれなどが起きやすくなります。
血液の循環が良くなるように皮膚をマッサージしたり、クリームを使用して皮膚をケアしてあげましょう。できてしまったひびやあかぎれはベルクリーンS軟膏を塗布することで症状が改善するでしょう。