
高血圧症の原因は生活習慣や食事などが関係しています。塩分の多い食品類を摂取したり、過労やストレス、肥満などが原因で血圧が高くなることがあります。
高血圧症は自覚症状に乏しいため、知らず知らずのうちに症状が進行して重大な病気を引き起こしてしまうことがあります。血圧が高いと指摘された場合は、内服薬で血圧をコントロールしますが、今回はアルダクトンの効果や副作用について解説します。
効果
アルダクトンはスピロノラクトンを有効成分とする抗アルドステロン性利尿・降圧剤の薬剤です。
主に本態性、腎性等の高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、特発性浮腫、悪性腫瘍に伴う浮腫及び腹水、栄養失調性浮腫、原発性アルドステロン症の診断及び症状の改善などに効果があります。
アルダクトンはカリウム保持性の利尿薬で、腎臓の遠位尿細管に働きかけ、有効成分が遠位尿細管のナトリウム、カリウムの交換に作用して、ナトリウムは体外に排泄され、カリウムの排泄が抑えれることで血圧を調節してくれます。
また、血圧の上昇にはアルドステロンの物質が関与していますが、有効成分がアルドステロンのホルモンの働きを抑えることで血圧を下げてくれます。
成人に対して、人1日50~100mgを分割経口して内服しますが、年齢、症状により適宜増減するようにします。
その他、原発性アルドステロン症の診断及び症状の改善に用いたり、他の薬剤と併用することが多い傾向にあります。
副作用
血圧の薬では、副作用が起こることがあるので、注意して内服するようにしましょう。
主な副作用は、女性型乳房、乳房腫脹、性欲減退、乳房腫瘤、乳房痛、陰萎、多毛、月経不順、無月経、閉経後の出血、音声低音化などホルモン系に関する副作用が現れることがあります。
その他、発疹、蕁麻疹、掻痒感等の過敏症や眩暈、頭痛、四肢しびれ感、神経過敏、うつ状態、不安感、精神錯乱、運動失調、傾眠といった神経症状が現れることがあります。
また、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、LDH、ビリルビン上昇の肝機能値の異常、食欲不振、悪心・嘔吐、口渇、下痢、便秘なども副作用として現れます。
重大な副作用として高カリウム血症、低ナトリウム血症、代謝性アシドーシス等の電解質異常が現れることがあるので検査値に注意するようにして下さい。
不整脈、全身倦怠感、脱力等の症状は電解質異常を起こしている可能性があるので、内服を中止したり、減量するなど適切な処置を受けるようにします。
急性腎不全なども重大な副作用として稀に現れるため注意しましょう。
高齢者においては、脱水、低血圧などに注意し、立ちくらみやめまい、失神など起こさないように状態を観察しながら内服します。
特に心臓に疾患のある高齢者では、急激に血圧を下げると脳梗塞を発症するリスクが高まるため慎重に内服するようにして下さい。
他の降圧剤やカリウム製剤など他の薬剤と併用すると薬の効果が強くなったり副作用に繋がる恐れがあるので、併用薬がある場合は必ず医師に伝えるようにしましょう。
まとめ
アルダクトンは血圧を下げる薬剤です。
血圧が高くなる原因には、生活習慣や食習慣が関与していることがあるので、食事内容や生活状況を見直すようにします。また健康診断などを定期的に受けて自分の体の状態を把握しておくことも大切です。