
風邪をひいたり花粉症やハウスダストなどにかかると、くしゃみ、鼻水などアレルギー特有の症状が現れます。アレルギー症状は大人ばかりでなく、子どもでも現れますが、アレルギー症状を発症する人は年々増加傾向にあります。
また鼻症状ばかりではなく、皮膚などにも現れ、アレルギー症状は不快なだけではなく、痒みや息苦しさなどから睡眠不足になったり、集中力が欠如するなど生活にも悪影響を及ぼすことがあります。
このようなつらいアレルギー症状はアリメジンなどの抗アレルギー薬を用いることで症状が緩和します。
今回はアリメジンの効果や副作用について解説します。
効果
アリメジンはアリメマジン酒石酸塩を有効成分とする抗ヒスタミン剤です。
主に皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹、皮膚そう痒症、小児ストロフルス、中毒疹、咬刺症)、蕁麻疹などのほか、感冒など上気道炎に伴うくしゃみ、鼻汁、咳嗽、アレルギー性鼻炎などに効果を発揮します。
アレルギー症状にはヒスタミンと呼ばれる物質が関与していますが、アリメジンの有効物質がヒスタミン受容体を阻害することで、ヒスタミンなど化学伝達物質の放出が抑えられ症状を緩和してくれます。
成人に対しては、1回2.5mg(5mL)を1日3〜4回内服し、就寝時の頓用には5mg(10mL)を内服します。
小児が内服する際は、年齢により定められた1回の内服用量を1日3〜4回内服することで症状が緩和するでしょう。
アリメジンの内服用量などは年齢、症状により適宜増減するようにします。
比較的効き目が早く、効果が実感できる薬剤できます。
副作用
アリメジンは第1世代の抗ヒスタミン薬のため口の渇きや眠気、排尿障害など抗コリン作用に関与する副作用がでやすいのが特徴です。
主な副作用は、眠気、めまい倦怠感、頭痛、口渇、発疹などの過敏症や顆粒球減少など見られることがあります。その他、目のかすみや排尿困難、動悸、便秘なども現れることがあるので注意が必要です。
特に前立腺肥大や緑内障と診断されている方はアリメジンの内服により症状が悪化する恐れがあるため内服禁止となっています。
また、フェノチアジン系化合物や類似した化合物で過敏症が出たことがある方、バルビツール酸誘導体や中枢神経抑制薬を用いている方への使用は呼吸を抑制する恐れがあるため投与は禁止されています。
肝臓に障害のある方も肝障害が起こる可能性があるため定期的に肝機能値を測定するなど慎重に内服するようにします。
高齢者においては生理機能が低下している可能性があるため、状態を観察しながら内服するようにして下さい。
中枢神経抑制薬や降圧剤、アトロピン作用を様する薬剤と併用すると効果が強まるなど副作用に繋がります。
アリメジンは、薬の構造から眠気が出ることがあるので、内服後は自動車の運転や機械操作は避けるようにしましょう。
まとめ
アリメジンは、皮膚の痒みや鼻症状などアレルギー症状を抑えてくれる薬剤です。
痒みやくしゃみ、鼻づまりといった症状が強いと睡眠にも影響して体調不良などの原因となります。辛い症状は薬で緩和することができますが、抗アレルギー剤は多くの種類があるため体質にあった薬を選ぶことが大切です。
また、アレルギー症状は免疫力が低下した時に症状が悪化しやすいため規則正しい生活や栄養バランスの良い食事を摂取して体調を整えるようにましょう。