
食生活や生活習慣の乱れから血圧が高くなってしまうことがあります。血圧が高い状態が続くと心臓や血管などに負担がかかり、不整脈や心筋梗塞、狭心症など重大な病気の原因となります。
生活習慣が原因で起こる高血圧などのほかに妊娠中に現れる妊娠高血圧症候群では、アプレゾリンが用いられることがあります。
今回はアプレゾリンの効果や副作用について解説します。
効果
アプレゾリンはヒドララジン塩酸塩を有効成分とする血管拡張降圧剤で、主に本態性高血圧症や妊娠高血圧症候群に効果のある薬剤です。
有効成分のヒドララジン塩酸塩は末梢動脈に存在する血管平滑筋に働きかけ、血管を広げてくれます。血管が拡張することによって血液への負担が少なくなり、血圧を下げます。
通常の高血圧症に効果があるほか、妊娠高血圧症候群にも用いられる薬剤です。
内服方法は成人に対して1日30~40mgを3~4回に分割して内服します。血圧の値を確認しながら少量ずつ増やしていきますが、1回20~50mgを1日30~200mgで内服するのが通常の内服方法となっています。
内服用量は年齢や個人の症状により異なるので、医師の指示に従い内服するようにして下さい。
副作用
治療薬は時として副作用に繋がることがあるので注意が必要です。
主な副作用はヘモグロビン減少、赤血球減少、白血球減少、顆粒球減少、血小板減少、紫斑、LE細胞陽性、好酸球増多など血液の値の変化が見られることがあります。
その他、頭痛、眠気、不安、抑うつ、めまい、倦怠感、末梢神経障害(知覚異常等)、神経過敏、振戦、激越、幻覚など神経系の異常、頻脈、心悸亢進、心電図異常、起立性低血圧、胸内苦悶、逆説的血圧上昇といった循環器系に副作用が現れることがあります。
また悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、口渇、便秘、排尿困難、糸球体腎炎といった症状にも注意しましょう。
重篤な副作用として、発熱、紅斑、関節痛、胸部痛等を主症状としたSLE様症状、AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、γ-GTP、LDH、ビリルビン等が上昇する肝機能障害、黄疸、劇症肝炎などにも注意が必要です。
その他、うっ血性心不全、狭心症発作誘発、麻痺性イレウス、呼吸困難など副作用として現れるので注意して下さい。
高齢者が内服する場合は、急激に血圧を下げると脳梗塞を発症する可能性があるので低用量から内服するようにします。
肝・腎機能障害のある方や虚血性心疾患、うっ血性心不全、脳血管障害などある方は症状が悪化する恐れがあるため医師の指示に従い内服するようにして下さい。
その他、併用薬がある場合も薬の相互作用などで副作用に繋がる恐れがあるため他に内服薬がある場合は、医師に伝えるようにしましょう。
まとめ
アプレゾリンは高血圧症に効果的な薬剤です。
血圧が高くなる原因には高脂肪食、高カロリー食など食習慣や生活習慣などが関係していることがあります。血圧は気づかない間に徐々に高くなり重大な病気を引き起こす恐れがあるので、健康診断などを受けて自分の体調を管理することが大切です。
高血圧症と診断されたら、内服療法に加えて規則正しい生活や栄養バランスの良い食習慣で血圧をコントロールするようにしましょう。