
アルダクトンは錠剤の飲み薬で、元々は高血圧症に対する降圧剤として使われているお薬です。
利尿効果によりむくみを解消して血圧を下げたり、心不全の治療薬として優れた効果があります。また、別の作用として男性ホルモンレセプターを阻害する働きがある事もわかっています。
そして、それを利用して特に成人のニキビの治療薬として使われることがあるのですが、ニキビへの効果や副作用、注意点などについてご紹介していきましょう。
ニキビへの効果
アルダクトンには「スピロノラクトン」という成分があり、これが男性ホルモンレセプターを阻害する働きがあります。
男性ホルモンは皮脂を分泌させる作用がありますが、この皮脂が増えると毛穴で停滞し、皮脂と角質が混ざり合って角栓が出来やすくなります。そして角栓にニキビの原因菌が繁殖すると炎症が引き起こされニキビが出来てしまいます。
アルダクトンを服用すると男性ホルモンの分泌そのものを抑えてくれるのでニキビの治療薬として効果が期待できます。特に、女性の生理前に出るニキビや顎周りに出来ているニキビ、重度の赤ニキビにアルダクトンが効く可能性があります。
もう一つのニキビに対する効果としてはアルダクトンの利尿作用です。身体の中の余分な水分の排出が促される事で血行不良が改善し、肌のターンオーバーが活発になり、ニキビ跡の改善につながります。
血中の塩分は体内の活性酸素を増やし肌荒れや炎症を悪化させます。アルダクトンは余分な塩分を水分と共に排出してくれますので、肌の炎症も改善していきます。
基本的にはアルダクトンは服用から2~3週間ほどで男性ホルモンが減り始めそれと共にニキビも減っていきます。同時に利尿作用が促されニキビ跡の炎症が治まってきます。
注意点
アルダクトンを服用する時は他の降圧剤と併用すると血圧が下がりすぎる可能性がありますので医師に相談するなど注意が必要です。
また、妊娠中や授乳中は赤ちゃんのホルモンに影響を与える可能性があるので服用は避けた方が良いでしょう。
また、副作用として不整脈、胸痛、全身の倦怠感、尿量減少、むくみ、などがありますので、服用中にこのような症状が出た時には使用を中止して病院を受診しましょう。
血圧低下によるめまいやふらつき等が現れる事もありますので、車の運転や高所での作業などに注意が必要です。
まとめ
アルダクトンは市販薬はなく、病院でのみ処方されるお薬です。
ニキビに対して効果的なお薬ですが個人によって服用方法は全く違いますので病院を受診してしっかりと医師から説明を受けるようにしましょう。