
出血の種類には傷や怪我など目に見える出血や、体内のどこかで出血が起こっている目に見えない出血があります。病的な場合や手術後などで出血が起こることがありますが、出血が止まらない場合、状態が悪化することがあります。
体内で起こっている出血は止血剤などの薬剤を内服して止めることができます。
今回は止血剤のアドナの効果や副作用について解説します。
効果
アドナはカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物を配合した対血管薬剤です。
主に紫斑病など、毛細血管抵抗性の減弱及び透過性の亢進によると考えられる出血傾向、皮膚または、粘膜及び内膜からの出血、眼底出血・腎出血・子宮出血など毛細血管抵抗性の減弱による出血のほか、手術中や術後の異常出血にも効果があります。
血管が弱くなっている高血圧症や動脈硬化、糖尿病、紫斑病など皮下出血などの症状を改善することができます。
アドナは有効成分のカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物が血管系に働きかけ、血管壁を強化して、血液が漏れるのを防いで血を止めてくれます。
血液の作用には血を止める働きのある凝固系と血液の塊を溶かしてくれる線溶系の2つに分類されますが、アドナは凝固系、線溶系に関係なく血液を止めてくれます。
このようにアドナは血管に働きかけることで血液を止めてくれるのです。
成人では、人1日30~90mgを3回に分割して内服しますが、症状や年齢などにより用量は異なります。
副作用
アドナは安全性が高く副作用が少ない薬剤ですが、注意事項を守り内服しましょう。
主な副作用として見られるのは、食欲不振や胃部不快感、悪心、嘔吐など消化器系症状や発疹、掻痒感などの過敏症が見られることがあります。
安全性に優れているため重篤な副作用が起こることはほとんどありません。
高齢者では生理機能が低下している可能性があるので、減量するなど慎重に内服するようにします。
薬剤アレルギーのある方は医師に伝えるようにして下さい。
副作用が少ない薬剤ですが、アドナに含まれている成分でアレルギー症状を起こしたことがある方も医師伝えるようにしましょう。
アドナを内服しているときは尿のウロビリノーゲン試験が陽性になることがあります。
また、内服後に体調不良やいつもと状態が異なる場合は医師に相談するようにして下さい。
まとめ
アドナは出血傾向のある方を対象に処方される薬剤で、管系に作用することで症状を改善してくれます。
怪我など外傷性の出血は目に見えて分かりますが、体内で起こっている出血や血管が弱くなって起こる皮下出血は分かりずらく状態が悪化することがあります。
体調が思わしくないときや検査値に異常がある時は体内のどこかで出血が起こっていることがあるので、内服薬で改善しましょう。