
糖尿病にかかると長期にわたる治療や自己管理が必要になります。
糖尿病を発症しないためにはに日常生活や食習慣に注意しなければなりませんが、遺伝など体質が関係して発症してしまうこともあります。アクトスは糖尿病の方を対象に処方される薬剤で、特にインスリンの効果が得られにくくなっている方に有効です。
今回はアクトスの効果や副作用について解説します。
効果
アクトスはピオグリタゾンを主成分とするインスリン抵抗性改善剤で主に2型糖尿病の治療剤として用いられます。
アクトスは2型糖尿病でも下記に挙げるいずれかの治療で効果が得られず、インスリン抵抗性が推測される場合に使用します。
■ケース1
- 食事療法、運動療法のみ
- 食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
- 食事療法、運動療法に加えてX-グルコシダーゼ阻害剤を使用
- 食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
■ケース2
- 食事療法、運動療法に加えてインスリン製剤を使用
アクトスは筋肉や脂肪組織など末梢器官のインスリン感受性を高め、肝臓で糖が作られるのを抑えて血糖を下げる働きがあります。
糖尿病には1型と2型がありますが、2型の糖尿病は生活習慣や食生活の乱れから糖分を過剰摂取した結果起こる病気です。1型は遺伝が関与して起こる病気で、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が壊れたことにより起こります。
内服方法は症状により異なるので医師の指示に従い内服して下さい。
食事療法、運動療法のみの場合または、食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤又はX-グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド系薬剤を使用する場合は以下の内服用量になります。
成人、15~30㎎を1日1回朝食前又は朝食後に内服しますが、45㎎を上限とします。食事療法、運動療法に加えてインスリン製剤を使用する場合は、成人、15㎎を1日1回朝食前又は朝食後に内服し、30㎎を上限とします。
用法用量は性別、年齢、症状により増減しますが、医師の指示に従い内服しましょう。
副作用
糖尿病に用いる薬剤などは注意事項を守らないと副作用につながります。
主な副作用は、浮腫み(女性やインスリン併用時に見られる傾向があります)、体重増加、血圧上昇、動悸、胸部圧迫感、心電図異常、発疹、湿疹など現れることがあります。
その他、悪心、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、腹痛、腹部膨満感、下痢便秘などの消化器系症状、肝機能値の上昇めまい、ふらつき、頭痛、倦怠感、しびれ、脱力感など見られることがあります。
重篤な副作用が起こることは稀ですが、心不全や重度の浮腫み、肝機能障害、黄疸、低血糖症状など見られることがあります。重篤な副作用が起こった場合は、医師の指示に従い適切な処置を受けたり、薬の量を減量したり、中止するようにします。
また、心筋梗塞、狭心症、心筋症、高血圧性心疾患等の心臓疾患の既往のある方は慎重に内服するようにして下さい。
肝・腎機能が低下している方、栄養不良や衰弱状態などの方は低血糖を起こす恐れがあるため医師の指示に従い内服するようにします。心不全と診断された方や既往歴のある方は内服できませんので注意して下さい。
糖尿病の薬では、他の併用薬にも注意しなければなりません。他の糖尿病とアクトスを内服すると副作用に繋がったり、低血糖を起こす恐れがあります。
まとめ
アクトスは主に2型糖尿病に有効な薬剤です。
遺伝が関与して糖尿病を発症してしまうことがありますが、生活習慣が原因で糖尿病にかかってしまうこともあります。2型糖尿病は食事療法や運動療法が重要ですので、医師や栄養士の指示に従い改善しましょう。
糖尿病は一度かかると改善するまでに時間がかかるため、糖尿病を発症しないように食事や日常生活に注意して、また定期的に健康診断を受けるようにして下さい。