
アシクロビルは抗ウィルス薬で単純ヘルペスや帯状疱疹などのヘルペス郡ウィルスに効果のある薬です。
アシクロビルには軟膏と内服薬があり、どちらもヘルペスウィルスに強力な効果を発揮する製剤です。今回はアシクロビル製剤の効果や副作用について解説します。
効果
アシクロビルは、抗ウィルス薬で成人や小児において単純疱疹や単純ヘルペスウィルス感染症の発生を抑えたり、帯状疱疹に効果を発揮します。
小児においては性器ヘルペスの再発抑制にも効果を現します。また、軟膏は単純ヘルペスウィルスが原因の角膜炎の治療に使用されます。
有効成分のアシクロビルが、ヘルペスウィルスに感染した細胞内に取り込まれて活性化してでウィルスの増殖を阻害します。
感染した細胞内にのみアシクロビルが取り込まれ活性するため正常な細胞は影響を受けることが少なく毒性を示すことはありません。
アシクロビルは特に発病の初期に投与することで高い効果を得ることができます。帯状疱疹では発疹が現れてから5日以内に投与することで薬剤の効果が得られやすくなります。
抗ウィルス薬のアシクロビルはDNAに取り込まれてウィルスの増殖が抑えられ症状を改善します。
アシクロビルは免疫機能が低下していない方に使用され自己免疫疾患や悪性腫瘍など免疫機能の低下した方には使用を控えます。
副作用
抗ウィルス薬などの薬剤には副作用はつきものです。
アシクロビルの主な副作用は発熱、発疹、蕁麻疹、皮膚の痒みや貧血、排尿困難、下痢や軟便、嘔気・嘔吐、めまい、しびれ感、血圧の上昇や低下などです。
また、肝機能障害や急性腎不全、間質性肺炎、血液の異常値などが起こることがあります。そのほか、痙攣やてんかん発作、せん妄、幻覚など神経症状が現れることがあります。
このような副作用が見られたときは投与を中止して適切な処置を受けるようにして下さい。
そのほか重篤な副作用ではアナフィラキシーショックを起こす可能性があるので体調に異変があった場合は直ちに医師の診察を受けるようにして下さい。
過剰投与により嘔気・嘔吐などの胃腸障害、頭痛や錯乱などの精神神経症状、腎不全など副作用が起きることがあります。
アシクロビルは腎臓で排泄されるため、腎機能の低下している高齢者に対しては投与を慎重に行います。
高齢者や腎機能が低下している方又は腎障害のある方はアシクロビルを内服期間中は副作用を起こさないためにも定期的な水分補給を心がけるようにして下さい。
妊婦が内服する場合は医師の指示に従うようにします。また授乳中の方は母乳に吸収されるため内服を避けるようにしましょう。
まとめ
アシクロビルは抗ウィルス薬で単純ヘルペスなどの治療に用いられる内服薬です。早期治療で高い効果が得られる薬です。高齢者や腎臓や肝臓に既往疾患のある方は医師の指示に従って内服するようにしましょう。