
外食など脂肪分の多い食事や過食、運動不足など高脂血症になりうる要素は多くあります。
脂質異常などは、日常の生活では気づきずらく健康診断で脂質異常症(高脂血症)と診断されて判明することがあります。脂質異常症が進行すると動脈硬化症など引き起こし、血液の循環が悪くなり身体の各所にさまざまな悪影響をおよぼします。
今回は血液の流れを改善するエパデールの効果や副作用について解説します。
効果
エパデールはイコサペント酸エチルをEPA製剤を有効成分とする高脂血症や閉塞性動脈硬化症などの治療に用いられる薬剤です。
高脂血症は血液中の脂質成分であるコレステロールやトリグリセライドが増加した状態で動脈硬化を引き起こすリスクが高まり、将来的に狭心症や心筋梗塞、脳卒中など深刻な病気を引き起こす原因となります。
また閉塞性動脈硬化症では、手足の血液の通り道が狭くなることにより血液の循環が滞り、しびれや痛みが発生して重症化すると潰瘍になることがあります。
エパデールは有効成分が血液の凝集を抑え血液が固まるのを防いで血流を改善し、血液の循環が悪くなることで起こる痛みや潰瘍などを防いでくれます。
その他、コレステロールやトリグリセリドなど腸管での吸収を抑制して高脂血症を改善するのに役立ちます。
用法用量は症状により異なりますが、閉塞性動脈硬化症による潰瘍や痛み、または冷感の改善には1回600mgを1日3回、毎食直後に内服します。
内服用量は年齢、症状により適宜増減するようにします。
高脂血症では成人に対して、1回900mgを1日2回又は1回600mgを1日3回、食直後に内服しますが、トリグリセリドの異常を呈する場合には程度により、1回900mgを1日3回まで増量することができます。
副作用
副作用は比較的少ない薬剤ですが、注意事項を守って内服するようにして下さい。
主な副作用は発疹、掻痒感等の過敏症、皮下出血、血尿、歯肉出血、眼底出血、鼻出血、消化管出血といった出血傾向、貧血など現れることがあります。
その他、悪心、腹部不快感、下痢、腹痛、胸やけ、嘔吐、食欲不振、便秘、口内炎、口渇、腹部膨満感、鼓腸などの消化器系症状なども見られることがあります。
またAST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDH、ビリルビンなど肝機能値の上昇、BUN、クレアチニンなど腎機能値の上昇などの検査値にも注意するようにして下さい。
頭痛・頭重感、めまい、ふらつき、眠気、不眠、しびれ、関節痛といった症状が現れることがあるので状態を観察しながら内服するようにします。
重大な副作用として肝機能障害、黄疸など見られることがあるので定期的に肝機能値を測定して副作用を起こさないようにしましょう。
抗凝血剤や血小板凝集を抑制する薬剤などと併用すると出血傾向を起こす恐れがあるため併用薬がある場合は、必ず医師に伝えるようにして下さい。
月経期間中の方や出血傾向のある方、手術を予定している方なども出血傾向になる可能性があるので医師の指示に従い慎重に内服します。
まとめ
エパデールは高脂血症や閉塞性動脈硬化症の改善に用いられる薬剤です。
高脂血症などは適度な運動や食事メニューを見直すことで改善することがあります。
高脂血症が進行すると動脈硬化など引き起こし心臓疾患や脳血管疾患など病気の原因となるので、日常生活を振り返り生活習慣を改善するように心がけるようにしましょう。