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SGLT2阻害薬とは?効果や副作用は?

更新日:2016年12月1日

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糖尿病の治療に用いられる薬には、さまざまなタイプのものがあります。インスリンの分泌や作用に働きかける薬が多いですが、SGLT2阻害薬は、それらとは違った作用で血糖値を下げる薬です。ここでは、SGLT2阻害薬は、どのような作用なのか?効果や副作用についてまとめます。

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目次

  • 1 SGLT2阻害薬とは
  • 2 効果は?
  • 3 副作用は?
    • 3.1 低血糖
    • 3.2 尿路感染症・性器感染症
    • 3.3 脱水症状
    • 3.4 ケトアシドーシス
  • 4 まとめ

SGLT2阻害薬とは

糖尿病は、糖尿病患者の尿に甘みがあることから、その病名がついたのですが、実際、糖尿病では、腎臓で再吸収しきれなくなった糖が尿中に排泄されています。これは、結果的に高くなりすぎる血糖を抑えることにもなります。この現象から、血中の糖を排泄することによって血糖を下げようと開発されたのがSGLT2阻害薬です。

体内には、「SGLT(sodium dependent glucose transporter :ナトリウム依存性グルコース輸送体)」と呼ばれるたんぱく質があり、細胞内にナトリウムを取り込む際にグルコース(ブドウ糖)を一緒に取り込む働きをしています。SGLTは、さらにSGLT1、SGLT2、SGLT3に分類され、さまざまな臓器や組織に存在していますが、それぞれ、存在する部位が異なります。

このうち、SGLT2は、腎臓の近位尿細管のみに存在し、尿から糖の再吸収を行っています。SGLT2阻害薬は、このSGLT2の働きを阻害して、尿からの糖の再吸収を抑え、糖の尿中への排泄を促し、血糖値を下げます。主な薬剤には、イプラグリフロジン、ダパグリフロジン、ルセオグリフロジンなどがあります。

 

効果は?

SGLT2阻害薬は、糖の尿中排泄を促すため、体内でエネルギーとなる糖が減ることになります。エネルギーが足りなくなると内臓脂肪を燃焼してエネルギーを作るようになり、体重の減少や、血圧の改善効果もあり、肥満のある糖尿病に適しています。また、インスリンの分泌に関与せずに血糖を下げるため、低血糖を起こすリスクが少ない薬です。

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副作用は?

続いて、副作用を見ていきましょう。

低血糖

SGLT2阻害薬単独では、低血糖を起こしにくいと言われていますが、低血糖の報告はありますので、注意が必要です。他の血糖降下薬を併用している場合は、特に注意しましょう。

手足のふるえや動悸、冷や汗、めまい、頭痛などの低血糖症状が現れたら、砂糖や糖質を含む食品を摂りましょう。ただし、αグルコシダーゼ阻害薬を服用している場合は、ブドウ糖を摂取しましょう。

 

尿路感染症・性器感染症

尿中の糖分が増えるので、尿路感染症や性器感染症を起こしやすくなります。尿意をもよおしたら我慢せずにトイレに行く、陰部を清潔に保つように努めましょう。もし、残尿感や排尿時痛、尿の濁り、陰部のかゆみなどが生じたら、直ぐに医師に相談しましょう。

 

脱水症状

排尿回数や尿量が増えることがあり、脱水症状に注意が必要です。ですので、適度な水分補給を心がけましょう。

 

ケトアシドーシス

糖の排泄が促進されることで、エネルギーとなる糖が減ります。そのため、エネルギーを作るために、脂肪酸の代謝が活発になりケトン体という物質が増えます。このケトン体が血中に溜まってしまうと、血液を酸性に傾け、「ケトアシドーシス」を起こしやすくなります。

また、インスリンの分泌力が低下している場合も臓器や組織細胞がエネルギーとして利用できる糖がさらに減ってしまい、結果、脂肪酸の代謝が活発になり、ケトアシドーシスになりやすくなります。吐き気や嘔吐、体がだるい、息苦しいなどの症状が見られた場合は、直ちに医師に相談しましょう。

 

まとめ

SGLT2阻害薬は、腎臓の近位尿細管にあるSGLT2の働きを阻害し、尿中への糖の排泄を促して、血糖を下げます。

SGLT2阻害薬は、体内のエネルギー源である糖を減らすため、エネルギーを作るために脂肪の燃焼が促進し、脂質代謝の改善、血圧低下作用に繋がり、肥満のある糖尿病に適しています。

SGLT2阻害薬単剤では、低血糖を起こすリスクは低いです。尿糖が増えるため、尿路感染症や性器感染症を起こしやすくなりますので、注意が必要です。その他、服用中、気になる症状がある場合は、早めに医師に相談することが大切です。

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